ＪＲ東海が沿線で展開する「推し旅」の現地企画で、ゲーム会社のカプコンと豊橋市が特別協力する「豊橋へ一狩いこうぜ！」が24日、豊橋駅周辺の中心市街地で始まった。人気ゲーム「モンスターハンター（モンハン）」にならったデジタルスタンプラリーには市内外のファンが訪れ、スマートフォンを手に街歩きなどを楽しんだ。

クエストポイントを巡る参加者＝豊橋市役所で

　中心街の10カ所に課題となる「クエスト」ポイントを設けた。スマホでＱＲコードを読み取ると、謎解きなどのミッションが登場、クリアするとオリジナルのデジタルスタンプがもらえる。

　現地企画はＪＲとカプコンが名古屋市や蒲郡市の集客施設で展開し、第３弾は豊橋市が自治体として初めて協力した。地元企業や商店街なども特別サポーターとして土産物や飲食メニューの企画でコラボした。

　ＪＲによると、豊橋駅周辺は多様な公共交通が集まり、徒歩圏に商業や歴史文化などの施設が集約しており、２年以上前から市の協力で企画を練ったという。

ラッピング市電が運行開始

　豊橋鉄道は、市内線にモンハンゲームのキャラクターなどをラッピングした車両の運行を始めた。イベント期間の７月末まで乗車できる。

　モンハンシリーズ20周年記念の特大キービジュアルを車両全面にあしらった。ハンターやモンスターの「レオリウス」「アイルー」などと一緒に市公会堂や市電などまちの観光資源などが描かれている。キービジュアルをデザインした１日フリー乗車券も発売中。

モンハンデザインの市電ラッピング車両