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北羽新報社

街に熱気「能代七夕まつり」開催

多くの市民が「ふれあい道中」に加わり、熱気に包まれた能代七夕正流会の「能代七夕まつり」(能代市役所さくら庭で)

 能代七夕正流会(佐々木芳十三会長)による「能代七夕まつり」が1日、能代市上町のけやき公園と市役所さくら庭で開かれた。笛・太鼓での威勢のいい七夕ばやしの演奏や、城郭小若灯籠を使った「ふれあい道中」などが能代七夕ウイークの幕開けを告げ、集まった大勢の市民らを楽しませた。

 七夕愛好者約20人でつくる同会は、能代七夕の伝統を継承し市民に七夕の魅力を伝えていこうと、笛の講習会の開催や各種イベントでの出前演奏、福祉施設の慰問活動などを展開している。七夕まつりは昨年、新型コロナウイルスの影響で能代役七夕、こども七夕、天空の不夜城といった七夕行事がいずれも中止となり、会員の演奏機会も失われる中、佐々木会長(72)=同市大町=が「七夕のはやしが街に響かない夏はあまりに寂しい」と費用を自ら工面するなどして初めて開催、詰め掛けた市民ら約500人に能代の夏の風物詩を提供した。
 今年は6、7日に役七夕が運行されるが、昨年の開催に多くの感謝の声が届いたことから、今年もまつり開催を決定。費用は市の今年度市民まちづくり活動支援事業補助金の活用と、市民に応援寄付を募るなどして集めた。
 この日は会員とスタッフ、ボランティアの高校生ら約40人が参加し、昼の部をけやき公園、夜の部をさくら庭で実施。昼の部は公園内に設置した同会所有の城郭小若灯籠(高さ約2・5㍍)をバックに小学生から一般までの会員らが道中ばやしと流しばやしを披露。迫力あふれる太鼓と流麗な笛の音色が、あいにくの小雨にも詰め掛けた50人近い市民らの心を躍らせた。会員らは同公園東側の国道101号沿いに出て、交通安全旗を掲げながらドライバーに向けても演奏を披露し、安全運転を呼び掛けた。
 午後7時からは、はやしの演奏に加え、さくら庭に城郭灯籠の絵が入った「ネオン七夕」(高さ約2・5㍍)や中若灯籠(同約3・5㍍)、田楽灯籠を並べ、ライトアップした上で、城郭小若灯籠を実際に動かすふれあい道中を実施した。幻想的なムードが広がる中、アナウンスで道中への参加を呼び掛けると、観客も運行の輪に加わり、一緒に太鼓をたたいて「ワッショイ、ワッショイ」と元気いっぱいに掛け声を上げるなど、会場は熱気に包まれていた。  佐々木会長は「多くの人の応援や協力をいただきながら、今年も和やかにまつりを開催することができて良かった。来年以降も、七夕ウイークの皮切りになるまつりとして続けていくことができれば」と話していた。

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