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荘内日報社

土門拳記念館と酒田市美術館合併
「さかた文化財団」が発足

 いずれも酒田市の土門拳記念館と市美術館の2つの公益財団法人(公財)が合併し1日、新たに公財「さかた文化財団」が発足した。市美術館で同日朝、辞令交付式が行われ、新公財の理事長に就任した丸山至市長が「コロナ禍を引きずっているが、皆さんの力で酒田の文化レベルを引き上げてほしい」と訓示した。

新公財発足を受け、職員を前に訓示する丸山市長(右)=市美術館

 旧公財はそれぞれ、1983年に開館した土門拳記念館(旧市写真展示館、飯森山二丁目)、97年の市美術館(飯森山三丁目)を運営。市が2018年、文化芸術の振興をまちづくりの柱の一つに据える市文化芸術基本条例を制定したことを踏まえ、組織体制を強化し多様なニーズに応えていくため、財政面の強化や業務の効率化、質の向上を目的に合併することになった。当初は4月1日の発足を予定していたが、登記の関係でずれ込んだ。今回の合併に合わせ両館とも学芸員を1人ずつ増員、美術館3人、記念館2人体制となった。

 この日は丸山市長が本間匡志事務局長はじめ新公財職員に辞令を交付。丸山市長は両館、出羽遊心館、東北公益文科大など一帯の文化教養ゾーン形成に至った経緯を紹介し、「文化は地域の魂と言える。両館とも市の文化行政にとって大事な施設。皆さんからは文化行政の推進役として、酒田の子どもたちに文化と歴史、そして魂を伝えてほしい」と訓示した。

 一方、5月31日付で退任した旧土門拳記念館理事長の髙橋修氏に丸山市長が感謝状を手渡した。

 新公財発足を受け両館では現在、写真家で切り絵作家の今森光彦さん(66)=滋賀県在住=による共同企画展を開催中。会期は美術館が7月9日(金)、記念館が同10日(土)まで。両館では新型コロナウイルス感染拡大防止のためマスク着用での来場を呼び掛けている。

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