小中学校でジビエ給食が定着

シカ肉のミンチの入ったドライカレーを食べる児童(古座川町高池で)
和歌山県古座川町内の小中学校では、シカやイノシシの肉を使ったジビエ給食を月1回のペースで出しており、児童生徒に好評だ。
町は2014年12月に「古座川ジビエ振興協議会」を発足させて以降、有害鳥獣をジビエとして売り出すことに取り組んでいる。その一環として16年1月から、ジビエ給食を導入した。メニューはカレーライス、ドライカレー、ミートスパゲティ、シチュー、コロッケなどで主にミンチを使用。調理員たちは研修会に参加するなどし、料理の幅を広げている。
高池小学校(大畑眞校長、67人)の10月29日の給食は、シカ肉のミンチを使ったドライカレー。早々と完食した1年生の久堀徹真君(6)は「おいしかった」と笑顔。大畑校長(57)は「導入当初は抵抗感を持つ子どもや保護者もいたが、今は定着していて、みんなおいしく食べている」と話した。
学校給食を担当している町教育委員会教育課の漁野貴洋さん(23)は「ジビエ給食が他の地域にもどんどん広がってくれれば」と話している。
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