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明和の津波、ミュージカルで再現 多くの郷友が熱演「星砂のマーメイド」公演

明和の津波を題材にした「星砂のマーメイド」で熱演する劇団「アカレンガ」の皆さん=7日午後、クレオ大阪中央ホール

明和の津波を題材にした「星砂のマーメイド」に出演した関西やいまー会の皆さん=7日午後、クレオ大阪中央ホール

 【大阪】「明和の津波」を題材にした劇団「アカレンガ」(辻野良信団長)のミュージカル劇「星砂のマーメイド」が6、7の2日間、「クレオ大阪中央ホール」で開かれ、会場には、大勢の郷友や沖縄ファンも駆けつけ、約1500人が観劇した。

 劇のあらすじは1771年、石垣島を含む八重山諸島を史上最大規模の津波が襲う前日に、24世紀から、大津波を調べるために2人の調査員が時間をさかのぼり、18世紀の石垣島へタイムスリップ。石垣島「野原村」(現在は消滅)で村人たちは水中装備に身を包んだ彼女らを見て、伝説の「人魚」であると思い込む。それぞれの思惑で彼女らに近づく村人たちとの、葛藤を描いている。

 その中に、近畿八重山郷友会の下部組織である「関西やいまー会」が村人として出演し、「まみどーま」を熱演した。  挿入歌として、「安里屋ユンタ」や「月ぬ美しゃ」も熱唱され、八重山らしい演出も。「星野村」に人魚伝説があるように人魚に助けられ、村人たちを助けていくという、感動のミュージカル劇だった。

 近畿八重山郷友会の玉城一正会長(星野出身)は2日間出演し「今回の公演で多くの観客の皆さまに八重山をPRできたと思う」と感激し、涙ぐんでいた。

 同じく2日間出演した仲島みゆきさん(与那国祖納)は、「この劇を通して島の芸能がたくさんの方に見ていただいたことに感謝している。『良かったよ』とか、『感激したさー』とか大勢の方にほめてもらいました」と語り、新川出身の佐藤正子さんは、「合同練習など、これまでにない体験をさせてもらった」と感激していた。

 また出演者で八重高郷土芸能部出身の具志堅睦美さん(新川)、松竹絵美さん(小浜)の演舞には、多くの観客から惜しみない拍手が送られた。

 団長の辻野さんは「機会があれば石垣島でも公演したい」語っていた。

 地謡は、東民雄さん、北島直子さん、日名明美さんが担当した。

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