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地元の歴史や名所歌う「今昔かるた」 埴生小・中の図書館ボランティアが制作【山陽小野田】

 「埴生祇園 1100年の古(いにしえ)より」。山陽小野田市埴生地区の歴史や文化、名所を歌った「埴生今昔かるた」が、埴生小・中(東原秀一校長、265人)の玄関奥の大階段に飾られ、児童や生徒たちが興味深く見入っている。

 制作したのは同校の図書活動を支援している7人の図書館ボランティア。毎年1回、小学校で開かれている昔の遊びイベントに参加し、竹とんぼ、お手玉などの伝承遊びを紹介する中で「かるた遊びも教えてあげよう。どうせなら地元にちなんだかるたを作ろう」と、2年前に制作に着手した。

 一番大変だったのが歌づくり。埴生に関する歴史や文化を調べ、名所や観光資源を求めて地域を歩き回って歌のテーマを考えた。それらを45枚のかるたに割り振って歌に仕上げるのにも苦労した。

 出来上がったかるたは、練り物店など食べ物屋が連なる光景を歌った「海沿いの グルメ街道 津布田道」、樹齢200年以上のクロマツがそびえ市の文化財に指定されている糸根の松原をテーマにした「松林 育み護(まも)る 文化財」など。

 かつて海底炭鉱があったことを示す手掛かりを訪ねて「草深に 炭鉱の名残り ポンプ小屋」と詠み、児童・生徒が国道沿いの学校擁壁に絵をペイントした労作は「みんなで塗った 壁画が町の シンボルに」と紹介した。

 かるたは昨年1月に全校児童が参加した埴生小縦割り授業でデビューし、みんなで楽しんだ。その後、お披露目する機会がなかったため、改めて展示した。

 大階段のステップごとに、はがき大のかるたの歌札と色鉛筆で描かれたカラフルな絵札が並べられている。子どもたちは階段で足を止め「津布田から見える関門橋のことを歌っている」などと関心を寄せている。

 図書館ボランティアの林美知子さんは「古里について知り、好きになるきっかけになれば」と期待。東原校長も「地域の人に学校を支援してもらい感謝している。コロナ禍も落ち着き、今度は子どもたちを地域で活躍させたい」と話した。

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