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荘内日報社

11月の黒森歌舞伎ポーランド公演 Tシャツで応援

 今年11月に初の海外公演としてポーランドに行く酒田市黒森の「黒森歌舞伎」(県指定無形民俗文化財)を応援しようと、市内の同歌舞伎ファンの女性がオリジナルのTシャツを製作した。販売収益を同公演用に寄付するもので、5月15日から一般に販売する。

 黒森歌舞伎は11月、日本・ポーランド国交樹立100周年を記念し、日本の伝統文化を紹介するため、全国約170の地芝居を代表して招かれる。黒森地区の住民でつくる「妻堂連中」(冨樫久一座長)の約40人が渡航。首都ワルシャワとクラクフの両都市で「義経千本桜」の名場面「鳥居前」を演じる。8月13日は同演目を地元住民に見てもらおうと、異例の夏公演を黒森日枝神社で開き、機運を盛り上げる。

 Tシャツを製作したのは、同市緑町のグラフィックデザイナー、久松理子さん。2013年2月の黒森歌舞伎正月公演の時から、黒森地区の女性たちの依頼で同歌舞伎の押し絵のデザインを担当。以来、同歌舞伎のファンになり、隈(くま)取りをした犬のキャラクター「くろもりん」を考案するなど、多面的に支援している。

 今回は、黒森小児童が同歌舞伎の缶バッジを作り、収益で歌舞伎PR用ののぼり旗を作っていることなどを知り、「自分も本業でポーランド公演の手伝いを」と思い立ったという。

 夏公演に向け素材はTシャツとし、生地の色は地名や歌舞伎のクールさをアピールしようと黒にした。裏面に白文字で「KUROMORI KABUKI」、裏面と表面(左胸)の双方に見えを切るくろもりんの顔を印刷した。1枚2500円(税込み)で販売し、収益の一部をポーランド公演用に寄付する。

 当初は限定100枚の予定で製作。4月28日の黒森日枝神社の例大祭前夜祭でお披露目したところ、住民に「デザインがおしゃれ」など好評で、その場で約70枚が売れた。このため、この連休明けに100枚を追加発注する予定。

 久松さんは「歌舞伎や伝統芸能というと、とっつきにくいイメージだが、そうではない。若い世代にもっと親しんでほしいと、ファッションとして楽しめるデザインにした。気軽に着て、黒森歌舞伎を応援してもらえたら」と話している。

 Tシャツのサイズは、S、M、L、XL、2XLの5種で、各サイズとも限りがある。問い合わせは黒森コミュニティセンター=電0234(92)2255=へ。くろもりん押絵クラブのホームページを介し、インターネット販売もする。ネット販売の価格は、手数料や送料を加え2800円(税込み)。

オリジナルTシャツを手に、「これを着てポーランド公演を盛り上げて」とアピールする冨樫座長

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