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紀伊民報社

ジャバラ果皮エキスで新商品

北山村がジャバラの果皮エキスを使って開発した新商品(北山村で)

 特産かんきつ「ジャバラ」で村おこしに取り組んでいる和歌山県北山村が、果皮エキスを使い、花粉症の抑制に効果があるとされる成分「ナリルチン」が豊富に入った栄養補助食品を開発した。ナリルチンをたっぷりと手軽に摂取できるのが売りで、村地域事業課は「主力商品の一つになれば」と期待している。

 新開発した商品は、ナリルチンを約700ミリグラム含む「じゃばらNRT―7」(約45グラム、税込み1296円)と、約3200ミリグラム含む「じゃばらNRT―32」(約190グラム、同3240円)。
 村では、数年前からナリルチンを豊富に摂取できる商品として乾燥果皮粉末「じゃばらパウダー」を販売してきたが、苦くてすっぱい、口の中に張り付いて食べづらいといった声が多かったことなどから、今回の新商品開発に取り組んだ。
 温風乾燥させた果皮などから、高濃度のナリルチンが含まれるエキスを抽出。このエキスにジャバラの濃縮果汁と蜂蜜を加え、スプーンですくって食べられる粘度に仕上げた。
 村地域事業課によると、ジャバラにはアレルギー抑制に効果があるといわれるナリルチンが豊富に含まれていることが分かっており、2008年には、岐阜大学医学部が、1日にジャバラ果汁10ミリリットル(ナリルチンで約4・4ミリグラム)を摂取するとスギ花粉症の改善に効果がみられたとの研究成果を発表している。
 「じゃばらNRT」を1回に食べる目安としている小さじ半杯(約3グラム)には約50ミリグラムのナリルチンが含まれ、これまでの商品と比べても大量のナリルチンを手軽に摂取できるという。
 同課の担当者は「来春は花粉の飛散量が多いといわれており、お悩みの方は、ぜひお試しいただければ」と話している。
 新商品は村営じゃばら村センターの通販や村内の直売所で販売している。
 問い合わせは、じゃばら村センター(0735・49・2037)へ。

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