全員合格を祈願した石垣第二中学校の代表生徒と関係者ら＝17日午前、桃林寺

　3月6、7日の県立高校入試を前に石垣第二中学校（與世山淳校長）3年生の代表11人と職員、保護者が17日午前、桃林寺を訪れ、3年生195人の願い札が掛けられた巨大絵馬を奉納し、全員合格を祈願した。

　同校では、2年生の修学旅行で太宰府天満宮＝福岡県＝を訪れ合格祈願を行っていたが、新型コロナの影響で修学旅行が中止になり、祈願ができなかったことから同取り組みが始まり、恒例行事となった。絵馬はＰＴＡから寄贈された。

　八重山高校を受験する金城力丸さん（15）は「あまりない経験でよい体験になった。合格できるように頑張りたい。高校では野球を頑張りたい」、開邦高校を受験する松本碧さん（15）は「めったにないすてきな経験ができてよかった。3学年みんなが合格できるんじゃないかと思う。自分の好きなことに一生懸命頑張れる高校生活を送りたい」とそれぞれ感想と抱負を語った。

　ＰＴＡ副会長の中山祥子さん（46）は「高校受験は人生の選択の最初になると思う。人生を自分で切り開いて頑張ってほしい」とエールを送った。