多くの市民が受講した観光講座

　 釧路観光ガイドの会（木村浩章会長、会員９人）は「釧路の魅力発見観光講座」を１７日から２日間の日程で、市観光国際交流センターを会場に開催している。初日は市民ら１９人が受講する中、木村会長が３月９、１０両日のガイド募集講座開講を説明し、新たなガイド活動の参加者に期待を示した。

　観光講座は昨年１２月から続けている一般市民との交流事業の一環。最初に木村会長がガイド活動について説明し「現在の会員は高齢化している。活動継続のためにも新しい会員の参加が重要。どうやったら、と迷っている人もいると思う。ガイド募集講座はガイドの実技も行うので、試してほしい」と呼び掛けた。また、３年目を迎えた会員の佐藤千明さんも体験談を披露し「釧路育ちなのに、以前は釧路のいいところを、よく知らなかったが、旅行者のガイドを通じ気付かされた」と語った。

　引き続き講座は釧路湿原の魅力（講師・くしろせんもん学校環境・教育センター長大西英一氏）、マチの魅力（同・元釧路短期大学教授佐藤宥紹氏）、絶滅危惧種の野生動物（同・環境省釧路湿原野生生物保護センター内猛禽（きん）類医学研究所副代表渡辺有希子氏）について勉強した。

　２日目の１８日はバス研修で伊藤サンクチュアリと釧路湿原展望台、野生生物保護センターを訪れる。