龍の里に多彩な「龍」集う 田辺市龍神村で「造形大賞」
![](http://kyodoshi.com/cawm-content/uploads/2024/01/202401181610340_l.jpg)
20日からの展示会に向けて、準備が進む会場(和歌山県田辺市龍神村柳瀬で)
和歌山県田辺市龍神村の「龍の里づくり委員会」(伊藤研治委員長)は20日、龍神村柳瀬の交流拠点「DRAGON PARK(ドラゴンパーク)」で、龍をテーマに立体的な造形物を募集する「龍の造形大賞リターンズ2023」の展示会を開く。全国から集まった個性豊かな作品52点が並び、来場者による投票も行う。期間は25日まで。開催時間は午前10時~午後4時。入場無料。
「龍の造形大賞」は、フィギュア製作会社として世界的に有名な「海洋堂」(大阪府)の協力で開いており、開催は3回目。これまでの第1回と第2回で180点以上の作品が寄せられた。後援は県と田辺市。龍神村の住民有志が出資した「株式会社龍神村」も協力している。
プロ、アマ問わず作品を募集し、北海道から沖縄県まで全国各地から作品が集まった。大きさは縦、横、奥行きがいずれも1・5メートル以内で、素材は木や紙、樹脂、陶器、粘土、つまようじなどさまざま。技巧を凝らしたユニークな作品も見られ、いかめしい姿や、かわいらしい見た目など多彩な「龍」が展示会場に並ぶ。会場では、作品それぞれに解説文も添えている。
展示期間中、審査委員会(委員長=宮脇修一・海洋堂専務)と一般から公募した3人による選考を行い、最優秀賞、優秀賞、審査員特別賞、審査員賞などを選ぶ。また、展示会の来場者に気に入った作品を一つ選んで投票してもらい、「みんなで選ぶ龍の里賞」も決める。投票者の中から抽選で3人に、龍神村の特産品を贈る。
龍の里づくり委員会の担当者は「今回もたくさんの応募を頂き、大変うれしい。それぞれの『龍』のイメージで工夫して作り上げており、多種多様な見応えのある作品ばかり。辰(たつ)年ということで、ぜひ龍神村に足を運んでいただき、展示会を見に来てもらえたら」と話している。
入賞作品は2月1日に発表する。
■ドラゴンマーケット 21日に開催
「龍の里づくり委員会」は21日午前9時~正午、展示会の開催に合わせて、近くの「龍神村Dragon Museum(ドラゴンミュージアム)」前の駐車場で第3回ドラゴンマーケットを開く。
龍神村内や岩出市から8店ほどが出店し、野菜や卵、ドレッシング、クレープのほか、アロマ商品やパワーストーンなどを販売する。
問い合わせは、ドラゴンミュージアム(0739・78・0072)へ。
関連記事
はしご車を共同運用 28年春から、田辺、白浜の消防本部
和歌山県の田辺・西牟婁の1市3町を管轄する田辺市と白浜町の両消防本部は2028年4月から、出動機会が少ないはしご車を共同運用する。それぞれが所有するはしご車を1台に集約し、経費負担の削減や相互...
患者情報を多職種で共有 十勝医師会がネットワーク 300施設参加
十勝医師会(大庭滋理会長)は、管内の医療機関や介護施設が共通のICT(情報通信技術)ツールを使い患者情報を共有する「十勝医療介護情報共有ネットワーク」(愛称・とかち月あかりネットワーク)の取り組...
オリジナル日本酒「燦樹2025」発売 「出羽燦々」原料の純米大吟醸 3種計1800本..
山形大学は23日、オリジナルの日本酒「燦樹(きらめき)2025」を発売した。 燦樹は、鶴岡市の山形大学農学部・高坂農場で栽培した酒米「出羽燦々(でわさんさん)」を原料にした純米大吟醸。2007年から山...
大谷HDが農業に新規参入 厚東広瀬の「ビバファーム」でトマト栽培【宇部】
建設業や不動産業、介護福祉事業を展開する大谷ホールディングス(大谷英治社長、宇部市助田町)が、厚東広瀬に情報通信技術(ICT)を活用した太陽光利用型植物工場「ビバファーム」を立ち上げ、トマト...