一年の無病息災願い込め 荘内神社 神火でたき上げ「どんど焼き」
鶴岡市馬場町の荘内神社(石原純一宮司)で15日、縁起物をたき上げる恒例の「どんど焼き祭」が行われた。だるまやお札、松飾りなどを市民などが持ち寄り、今年一年の無病息災や家内安全を祈った。
同神社では小正月を締めくくる恒例行事として正月の松飾りや、古くなったお札、お守りなどに感謝し、たき上げている。どんど焼きの火に当たると1年間風邪をひかないとされ、スルメや昆布などを竹ざおの先に挟んで燃え上がる火にあぶって食べ、無病息災を祈るのが習わし。
同日、参道に約3メートル四方の焼き場が設けられ、年末から同神社に持ち込まれた松飾りやだるまなどが積み上げられた。この日は日中からふぶくあいにくの天候となったが、定刻の午後5時に神事が始まり神火をともした松明(たいまつ)で火入れを行った。同神社に1年間奉納された絵馬なども次々と火の中へ入れられ、静かに手を合わせる参拝者の姿も見られた。
秋田県にかほ市から家族4人で訪れた60代男性は「東北各地のどんど焼き行事を巡っており、荘内神社に来たのは初めて。家族の無病息災と商売繁盛を祈ってスルメを焼いた」と話していた。
だるまやお札が浄化の炎で清められ、家族連れが竹ざおの先に挟んだスルメをあぶった
関連記事
井戸尻考古館50周年記念企画展 地元熱意で建館、足跡紹介 長野県富士見町
長野県富士見町の井戸尻考古館建館50周年記念ミニ企画展「井戸尻考古館ができるまで」が同館で開かれている。考古学を愛好した地元住民の熱意で1974(昭和49)年4月30日に開館した井戸尻考古館の歴史...
本州で一番早い夏 白良浜海水浴場で海開き
大型連休の後半が始まった3日は晴天に恵まれ、和歌山県紀南地方の観光地は多くの観光客でにぎわった。白浜町の白良浜では「本州で一番早い夏」と題して海水浴場開きがあり、待ちかねた若者らが海に飛び込ん...
新千歳で「開港100年記念展」 北海1号機が壁画に
2026年10月に開港100周年を迎える新千歳空港で6日まで、「開港100年記念アート事業作品巡回展」が国内線ターミナルビル3階の大空ミュージアムで開かれ、飛行機などをあしらった壁画が訪れた人の目...
自慢のしょうゆラーメン食べに来て! 新得・みうら商店 9日に町中華店オー..
新得町で食品製造・販売業を営む「みうら商店」が、9日に中華料理店をオープンする。腕を振るうのは道外のラーメン店で修業経験がある三浦貴宏社長(50)。長年、夢見てきた地元での飲食店開業を目前にし、...