
輝サーモンの養殖試験が今季も始まり、いけすに未成魚を流し入れる関係者
八峰町の若手漁業者らでつくる「八水」(菊地陽一社長)は28日、同町の岩館漁港でトラウトサーモン「輝(かがやき)サーモン」の今季の養殖事業を始めた。昨季の約1千匹から1・5倍の約1500匹の未成魚を漁港内に浮かべたいけすに流し入れた。人工知能(AI)を搭載した給餌機を導入するなど「スマート漁業」に乗り出し、生存率8割が目標。重さ約800㌘から約3・5㌔まで育てて来春に水揚げする。
サーモンの養殖事業は、ハタハタの漁獲量減少などを受けて漁師の安定した収入確保や雇用創出を目指した「育てる漁業」の試み。令和3年12月に県から委託を受けて県内初の取り組みとして始まり、2年目の昨年からは八水の事業として県や町の補助金を活用しながら行っている。
2年目も生存率8割を目指して日本サーモンファーム(青森県深浦町)から約1千匹を仕入れたが、しけに悩まされて約600匹の水揚げにとどまった。長方形だったいけすも生存率低下の要因と考え、3年目の今回は前回使った深さ5㍍のいけす(7㍍×10㍍)を10㍍四方の正方形に改良。また自動給餌機を新調した。AIを搭載し、スマートフォンで餌の量などを遠隔操作できるようにした。
27日は、日本サーモンファームの白神中間養殖場(深浦町)から大型トラックで未成魚を入れたタンク(2500㍑)9個を次々に岩館漁港に運んだ。同日午後3時ごろから12時間かけ、淡水で飼育されていた魚を海水に慣らす「馴致(じゅんち)」という作業を行った。
28日は八水の社員12人のほか日本サーモンファームからも参加し、約20人態勢で午前7時すぎに作業を開始。タンクとホースをつないで約1時間かけ、いけすに未成魚を流し入れた。
当面は手動で餌やりを行い、来年1月中旬から自動給餌機を使う予定。1匹当たり約3・5㌔まで成長させて、8割に当たる約1200匹の水揚げを目指す。来年4月下旬から5月上旬にかけて、1回当たり200~300匹を水揚げする予定。
水揚げした輝サーモンはイオン東北(本社・秋田市)などに出荷するほか、同町八森の「地物食堂どはち」や魚介類のインターネット販売を行う「fish door」でも通年で提供する考え。
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