
多くの来場者でにぎわいを見せた「そば祭り」(能代市鶴形地域拠点施設で)
能代市鶴形地域の特産、鶴形そばをPRするイベント「あなたの『そば』で祭りだ!ワッショイ!in鶴形パート18」は5日、同市鶴形の鶴形地域拠点施設(旧鶴形小)で開かれた。新型コロナウイルス禍の影響で引き続き、ステージ発表など催しを取りやめ規模を縮小したが、大人気のそば食堂には開場直後から多くの市民が訪れ、熱々のかけそばを味わった。
鶴形地域特産のソバをPRするとともに地区内外との交流を深めることを狙いに実行委員会(渡辺和吉実行委員長)が主催し、地区文化祭と合わせて開催。今回もコロナ禍以前に行われていたステージ発表やかけそばの早食い競争などの催しを取りやめ、そば食堂と産直コーナー、がらぽん抽選会、文化祭の作品展示のみを行った。
そば食堂は、午前中で完売してしまった前年の反省を踏まえ、約600食に増やして用意。定番のかけそばと、檜山納豆とコラボレーションした納豆そばを販売したほか、おにぎりやケーキ、産直コーナーでも生ゆでそばやそばの実、かき揚げに使われる菜種油、リンゴ、ネギ、ハクサイなどを豊富に取りそろえた。
午前10時の開場直後から地域内外から次々と市民が訪れ、新そばを注文。熱々のそばを夢中になって頬張ったり、何杯もおかわりする人もいた。食後にはがらぽんコーナーで運試し。鶴形そば焼酎やむき実、菜種油といった上位賞品が当たると笑顔を見せていた。
また、オープニングでは伝統の「鶴形ささら」の演舞も披露され、会場に活気を呼び込んだ。
家族3人で訪れた秋林茉那さん(第五小3年)は「去年食べた鶴形そばよりおいしく感じた。軟らかくて食べやすくて好き」と声を弾ませた。
渡辺実行委員長は「天気に恵まれ、多くの人に来ていただきありがたい。来年の鶴形地域まちづくり協議会発足20周年、再来年のそば祭り20回目の節目に向け、来場者が楽しめるバラエティーに富んだ企画を考えていきたい」と話していた。
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