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「地方を世界へ」魅力発信 林外務大臣と駐日外交団が長野県諏訪、上伊那地域を訪問

諏訪大社上社本宮の斎庭前で神職の説明に耳を傾ける林大臣(右から4人目)=諏訪市中洲

 林芳正外務大臣は24日、地方の魅力を世界に発信する「地方を世界へ」プロジェクトの一環で、諏訪と上伊那の両地域を訪問した。駐日外交団と共に長野県諏訪市の諏訪大社上社本宮や駒ケ根市の国際協力機構(JICA)駒ケ根青年海外協力隊訓練所などを訪ね、各地の魅力に触れ、住民らと対話した。

 地方に各国の駐日外交団を案内し魅力発信を促し、インバウンド(訪日外国人)需要の拡大を通じた地域活性化を図る狙い。カナダやブラジルなど6カ国が参加した。

 諏訪大社上社本宮では、北島和孝宮司や諏訪市の後藤慎二副市長の案内で境内を見学。国内最古の神社の一つに数えられる諏訪大社の由緒や地域に根差す諏訪信仰の姿に理解を深めた。

 後藤副市長は「諏訪信仰は市民の生活に深く根付いています」とあいさつ。7年目ごとに奥山の大木を人力で曳き建てる式年造営御柱大祭などの説明があり、諏訪大社を初めて参拝した林大臣は真剣な表情で神職の話に聞き入っていた。

 青年海外協力隊訓練所では、2023年度2次隊の訓練生約100人とグループに分かれて懇談。林大臣は協力隊について「現地の人々と共に生活し、気持ちを肌で感じながら活動している」とたたえ、「学んだことを現地で発揮して」と激励した。

 伊那市高遠町の高遠さくらホテルでは、林大臣と外交団、阿部守一知事ら自治体首長、県の経済関係者らが意見を交わした。阿部知事は県の特徴となる「ものづくり」「観光」「健康長寿」を挙げ、「さらに経済交流を深め、旅行客を迎えたい。健康長寿県としての食を輸出したい」とあいさつ。同市の白鳥孝市長も「さまざまな情報を持ち帰ってもらいたい。民間企業トップの皆さんとも、市の取り組みを共有できた」と話した。

 全日程終了後、林大臣は報道陣に「長野県の多様な魅力を改めて感じた。特色ある日本各地の魅力は外交の大きな資産。インバウンド需要の喚起、地域活性化にしっかりつなげたい」と話していた。

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