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22年釧根建設業上位100社売上高0.1%減 太平洋設備(釧路)初の1位

  帝国データバンク釧路支店(大野雄一朗支店長)が8日発表した2022年釧根管内建設業売上高ランキング=表=によると、上位100社の売上高合計は前年比0・1%減の1386億2700万円でわずかに前年を下回った。ランキングの1位は釧路市の太平洋設備(36億5300万円)で、05年の調査開始以降、初めてトップの座に就いた。

 1位の太平洋設備は前期比41・2%増加。大型工事が重なり2期ぶりに30億円台を確保し、前年の9位から頂点へと駆け上がった。2位は前年1位の太平洋製作所(釧路市)で、大型工事が落ち着き2期連続で前期比減収となった。3位は前年と同じく宮脇土建(同)。一方、前年28位のタカオ工業(同)が6位、同19位の渡辺建設工業(根室市)が7位にそれぞれ順位を上げ、トップ10入りを果たした。根室管内の最上位は5位の上田組(標津町)。

  売上高が前期比で増収した企業は51社(前年49社)で、減収した企業は49社(同51社)。増収率は「20%以上」が25社(同20社)で最多、約半数を占める。次いで「5%未満」が前年と同数の12社で続く。一方、減収率は「5%以上10%未満」が16社(同10社)で最多。小幅の「5%未満」は9社(同7社)で最少。

  業種別では土木・建築工事などの「総合工事」が前年と同数の71社だが、売上高合計は1018億6300万円と前年比3・7%増加した。電気配線・管工事などの「設備工事」は18社(同16社)で、売上高合計は245億900万と同2・6%増。鉄骨・大工工事などの「職別工事」は11社(同13社)で、売上高合計は122億5500万円で同26・4%減少した。

  同支店では「畜産クラスター事業による酪農家の設備投資がピークアウトしたものの、公共工事、民間工事をコンスタントに獲得し落ち込みを最小限に抑えた企業が多かった」と分析。一方、「人材不足、ウクライナ情勢や為替相場の変動による燃料価格、物価の高騰で収益確保に頭を悩ませる企業も多い」と懸念。今後について「技術力や営業力を武器に確固たる基盤を築き、従業員教育や労働環境整備に力を入れ、手堅く推移している企業も見られる」とし、「引き続き大きな落ち込みはなく推移していく」と予想している。

 ランキングは、帝国データバンクの企業概要ファイルに収録されている企業の中から、釧根管内に本社を置く建築業を主業とする企業を抽出。21年7月期~22年6月期決算の売上高上位100社を集計した。

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