9月2日に大塚茉莉子さんが「凱旋ライブ」、歌でまちづくりに協力 宇部

宇部でのライブをPRする大塚さん(宇部日報社で)
宇部市出身で東京在住のシンガー、大塚茉莉子さん(38)の「凱旋ライブ」は、9月2日午後6時半から中央町2丁目のライブ&バーRoom61(むいち、ルナーレ7階)で開かれる。宇部では5年ぶり。「今秋をめどに活動を宇部と東京の半々に移し、自分の音楽を生かしながらまちのにぎわいに加われたらうれしい。このライブをそのきっかけにしたい」と抱負を述べた。
上宇部小・中、宇部高卒。草の実少年少女合唱団に在籍し、欧州公演にも参加している。日本大芸術学部声楽コースに入学し、中退後はシャンソン歌手としてフリーで活動。2016年にテレビ東京系「家、ついて行ってイイですか?」に登場し、泥酔しながらも歌や業界に対する思いを吐露する姿が話題となった。
これまでにアルバム「オアシス」「F」を発表。コロナ禍の中、毎週日曜日午後8時からユーチューブによる生配信「酔歌、大塚茉莉子」を欠かさず続け、視聴者とのやりとりとウクレレの弾き語りが人気を集めている。
今回のライブは「夜明け」がコンセプト。宇部で出会った人たちから刺激を受ける中で「いつかは宇部のために」との思いが膨らんだ。「人と人が自分の音楽を通じて出会う場を演出したい」と言う。
3人の音楽仲間が出演。ピアノの保坂修平さん、バイオリンの小寺里枝さん、ギターの進藤洋樹さん。保坂さんはつのだ☆ひろら多くのバンドのアレンジや演奏を担当。小寺さんはB,zなどのサポートミュージシャンで、進藤さんはジャズをはじめオールジャンルのギタリストとして活躍している。
ライブでは「愛の賛歌」などシャンソンの名曲から日本の歌謡曲、ポップス、自身のオリジナルである「雨」や「みのり」の他、新曲も披露する。「じっくり聞いていただく時間、ゆったりと歌を楽しむ時間など、いろいろな年代の方が満足できるよう内容を考えている」と言う。
また、お菓子作家の山本蓮理さん(36)=本名・ゆめ実、「夢見創」代表=が地元で初出店する。山本さんは高校の後輩。東京で起業し低糖質スイーツとシェアキッチン事業を展開している。昨秋出版した書籍「シンプルな材料だけで美味しく作れる低糖質の焼き菓子」も重版され好評。いずれは宇部で事業をと希望しており、初のコラボが実現した。
チケットはライブ会場のRoom61か、専用サイトのhttps://otsukamariko.wixsite.com/ube-concertで購入できる。限定80席の座席4000円、スタンディング2000円で、いずれもドリンク代が別途500円。問い合わせはメールfincavernrecords@yahoo.co.jp。ライブ配信(3000円)も実施する。
《参加アーティスト》敬称略
【保坂修平】ピアノ/作編曲 ジャズ・ピアニスト。東京藝術大卒業。群馬県渋川市観光大使。ジャズ、クラシック、ポピュラーの要素をバランスよく取り入れた幅広く柔軟な音楽性に定評がある。つのだ・ひろをはじめ多数のバンドのアレンジやピアノ演奏を担当。「俺のフレンチ」などを展開する俺の株式会社音楽部門の首席奏者としてさまざまなバンドのアレンジ・プロデュースを担う。2016年CD「私とあなたの物語」、17年CD「タペストリーズ」、19年CD「YAKUMO」を発表。人気コンテンツ「映画音楽メドレー」を含むユーチューブチャンネル「保坂修平のピアノ音楽」は登録者1万5000人を超える(22年7月現在)。
【小寺里枝】バイオリン 名古屋出身。4歳よりバイオリンを始める。東京藝術大に進学しクラシックの勉強を積む。数々のコンクールで入賞を果たし、オーケストラやコンツェルトを、共演やコンサートミストレスとしてステージを重ねる。また在学中よりクラシックに留まらず、B'z、松田聖子、玉置浩二、いきものがかり、大橋純子、河村隆一、DAIGOを始め数多くのアーティストのサポートミュージシャンとしてテレビやライブ、ツアーで演奏するなど幅広く活動している。最近ではストリングスチームリーダーやソロとしてツアーを回る事も多い。2020年8月ソロライブを行い、ソロアーティストとしても積極的に活動している。クラシックに留まらずジャンルを越えた音楽、繊細さと情熱的な両面を持ったサウンドに定評がある。
【進藤洋樹】ギター 神奈川県横浜市生まれ。 高校の頃より音楽に興味をもち始め、アコースティックギターを独学で勉強。ソロとバンドで活動を始める。その後、本格的にのレッスンを受け、そこでジャズギターの音色に惹かれジャズの道を歩き始める。 高校卒業後、国立音楽院に入学し音楽の理論、作曲の理論、ギターの奏法を習得する。在学中にも音楽の仕事やセッションを重ね、多数のミュージシャンと共演し経験を積む。さまざまな状況でのセッションを経験し、オールジャンルのギタープレーヤーに。日本全国を拠点とし、レコーディングやライブ活動、数々のアーティストの演奏サポートの他、ミュージカルの音楽監督、企業CMソングの作曲、ラジオに使われるBGMの提供など、活動は多岐に渡る。また、次世代のミュージシャンを育てるため、教べんを振るり、アレンジャー、コンポーザーとしても定評がある。
関連記事
古道始まりの地をPR 「シオゴリ」モニュメント
和歌山県田辺市の扇ケ浜に設置された「SHIOGORI(シオゴリ)」の文字をかたどったモニュメントの除幕式が16日にあった。「潮ごり」は熊野詣での事前儀式。熊野古道の世界遺産登録20周年に合わせ...
北の玄関口地域を担う施設に 日沿道IC隣接 新「道の駅」など遊佐PAT住民..
日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の延伸を見据え、遊佐町が遊佐鳥海インターチェンジ(IC、同町北目)隣接地で、新「道の駅」を中心に2027年度初頭の開業を目指す多機能型休憩施設「遊佐パーキングエリアタ...
ヒグマ骨格標本の製作進む 足寄動物化石博物館でナウマン象記念館と畜大
ヒグマの全身骨格標本の展示を計画している幕別町の忠類ナウマン象記念館と帯広畜産大学が5日、足寄動物化石博物館で標本作りを行った。同博物館の澤村寛特任学芸員から骨格の構造を学びながら作業を進めた。 ...
脱炭素へ計画認定 奄美空港、鹿児島県内で初 国交省
鹿児島県が国に申請していた奄美空港(奄美市笠利町)の脱炭素化推進計画について、国土交通省は16日までに認定すると発表した。計画は2050年度の温室効果ガス排出量ゼロを目標に設定し、それに向けた...