田んぼで優雅に羽休め 能代山本にハクチョウ飛来

能代山本の田んぼに飛来しているハクチョウ(能代市で)
朝晩の冷え込みが増しつつある能代山本地方。農村部では「冬の使者」のハクチョウが飛来している。稲刈り後の田んぼで長旅の疲れを癒やすかのようにゆったりと羽を休めたり、落ち穂をついばんだりする姿が見られ、住民に季節の移り変わりを知らせている。
気象庁のデータによると、能代市能代地域では今月5日から最高気温が20度を下回るようになり、最低気温が10度を切る日も。農村部では稲刈りがまだ続いているものの、秋本番に晩秋や初冬の雰囲気も交じりつつある。
ハクチョウやガンなどの渡り鳥は、秋の深まりに合わせて越冬のため飛来する。能代山本地方は飛来ルート上にあり、中でも能代市の小友沼は国内有数の渡り鳥の飛来地として知られている。
高気圧に覆われて好天に恵まれた13日は、能代南中付近の田んぼで、20羽近いハクチョウがまとまって羽を休める姿が見られた。落ち穂をついばんだり羽を広げたりし、通り掛かったドライバーや地域住民らの目を楽しませていた。
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