
完成したナイアガラジュースをグラスにそそぐ信大農学部の学生ら
信州大学農学部(長野県南箕輪村)は11日、植物資源科学コース2年生が実習で栽培したブドウを使った「ナイアガラジュース」の販売を構内の生産物販売所で開始した。ブドウは天候にも恵まれ質量ともに例年にない出来で9月中旬に収穫。3年目を迎えたジュースは搾った果実そのままにフレッシュな味わいに仕上げ「毎朝飲みたい味。贈り物にも使ってもらえれば」と学生たちは完成を喜んでいる。
販売初日のこの日、栽培に携わった学生2人が出来たてを早速試飲。「濃厚なのにすっきり。地味で長い作業だったが商品になってうれしい」と感慨もひとしおに飲み干して、ごくりと喉を鳴らした。
大学構内の30アールの農場で育てたナイアガラは今季、病虫害もなく例年よりも1トンほど多い2.6トン余を収穫した。実の成りが良好で、糖度も安定。ジュースには500キロを用いて、沈殿物を取り除かず本来の味が楽しめるようにこだわり、720ミリリットル瓶で432本を用意した。
1本1200円(税込み)。販売所の営業時間は午前8時45分~午後5時。土日祝日は休み。全国発送も受け付ける。問い合わせは農学部付属施設担当(電話0265・77・1318)へ。
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