秋告げるサシバ飛来 奄美大島

激しく争う2羽のサシバ=7日、鹿児島県・奄美大島
8日は二十四節気の「寒露」。秋が深まり、草花に朝露が宿り出すころとされる。奄美では渡り鳥のサシバが飛来し、優雅に大空を舞っている。奄美大島の海岸近くでは、2羽のサシバが鳴き交わし、激しい空中戦を繰り広げていた。
タカの仲間で体長約50センチ。「ピックイー」と甲高い鳴き声を響かせる。環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類。奄美群島には越冬のため本土などから飛来し、さらに南下していく姿も見られる。
NPO法人奄美野鳥の会によると、飛来したサシバは餌場をめぐって争うことがある。高美喜男理事(71)は「豊かな環境が残る奄美はいい越冬地。サシバにとって大事な場所だ」と話した。
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