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気泡の音に耳澄ませる 自衛隊が南極の氷を贈呈 奄美小

南極の氷に触って歓声を挙げる児童ら=7日、鹿児島県奄美市名瀬の奄美小学校

 鹿児島県奄美市名瀬の奄美小学校(中村勝校長、児童367人)に7日、南極の氷が届いた。児童らは氷に触れたり、気泡がはじける音に耳を澄ませたりして、遠い南極の世界に思いをはせた。

 氷は海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が採取した。自衛隊鹿児島地方協力本部奄美大島駐在員事務所の渡邊繁樹所長(54)と、同校卒業生の榮真路広報官(52)=奄美市名瀬出身=が同校を訪れ贈呈した。

 同校体育館で6年生62人に氷がお披露目された。約30年前にしらせの乗員だったという渡邊所長は、南極観測隊員の送迎や物資の輸送などしらせの仕事や、隊員が現地で氷を切り出す様子を紹介。南極の氷は、雪が積もって押し固められてできており、硬くて溶けにくいと説明した。

 渡邊所長は「氷の中には数万年前の空気が入っている。そこにどんな生き物がすんでいたのかなど、想像しながら勉強して」と呼び掛けた。

 同校への氷の贈呈は、将来の夢は「自衛官」と地元紙に投稿した児童の作文がきっかけ。作文を書いた児童は「南極の氷はすごい。溶けないって不思議な感じ」と笑顔を見せ、「震災のニュースでたくさんの人を救助する姿を見た。私も人を助けられる自衛官になりたい」と話した。

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