常盤公園散策、市外からの定住目指す

　人口減少対策の一環として、宇部市は１１月２３日午前１０時から常盤公園で「結婚定住応援イベント」を開催する。市として婚活イベントを開催するのは初めてで、会場周辺の散策などを通して、親交を深められる内容となっている。今年度は来年１月以降にも３回のイベントを予定しており、結婚を希望する男女に出会いの場を提供していく。

　市の２０１９年の出生数は１０９２人。９年前の約３分の２にまで減少する中、未婚化や晩婚化が進む若者に、市主催で安心感のある出会いの場を提供して若者同士の交流を促進し、市外からの移住・定住につなげる狙いもある。

　当日は、ときわ湖水ホールに集合。１対１のトークやチームごとの園内散策で交流し、フリータイム後の投票でペアになるとカップル成立となる。対象は２５～３９歳で、独身かつ交際相手がいない人。居住地は市内外を問わず、市外の人は結婚を機に市内への移住を検討していることが条件。

　定員は男女各２０人程度で、締め切りは１１月１９日（先着順）。参加費はいずれも１５００円。当日の受け付けで、運転免許証など顔写真入りの本人確認書類と独身証明書を提出する。独身証明書は９月２９日以降に取得したものに限る。

　来年１月以降のイベントは、イルミネーション鑑賞やアウトドアクッキング、フットサルなど。移住定住推進課の馬場葉子課長は「イベントで市の魅力を知ってもらい、定住につながれば。安心して参加できるプログラムなので、ぜひ参加してほしい」と話した。

　申し込みはネクスト・ステージのホームページで。問い合わせも同社（電話０８３－２５０－６５１９）へ。