夜空に浮かぶ朱色の楼閣 「水運儀象台」ライトアップ 長野県下諏訪町
7日まで夜間のライトアップを行っている水運儀象台
長野県の下諏訪町観光振興局は5日、観光施設「しもすわ今昔館おいでや」の中庭にある水運儀象台のライトアップを始めた。夜空に朱色の楼閣が浮かび上がり、幻想的な情景をつくり出した。7日まで。
水運儀象台は、セイコーグループの協力を得て世界で初めて完全復元した、中国北宋時代の水力で動く大型天文時計塔。内部では人形や歯車が複雑に動く仕掛けを間近に見学できる。
5日夕方は激しい雨が降ったため人通りはまばらだった。小雨になった午後7時すぎに5歳の長男と2歳の長女を連れて訪れた女性(31)は「(コロナ下で)どこにも行けないので子どもたちのいい経験になれば。夜見ると昼間とは違う印象。遠くからも見えてきれいでした」と見上げていた。
午後6時30分~同9時。駐車場側ゲートから中庭に無料で入場できる。
同日から始まった諏訪大社秋宮の「夏詣」のライトアップ(14日まで。午後5時~同10時)に合わせて企画。秋宮を拠点に夜の町歩きを楽しんでもらう狙い。期間中は四ツ角駐車場と友の町駐車場も午後5時から無料となる。
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