鶴岡市のお盆(7月)に食べられる超極早生の茶豆「つるおかぼんちゃ豆」が収穫期を迎えた。天候に恵まれ、甘みやうまみが乗り風味が良いという。9日から同市布目の庄内観光物産館「ふるさと本舗」で販売が始まり“鶴岡の枝豆シーズン”の到来を告げる。
つるおかぼんちゃ豆は、元山形大客員教授の赤澤經也さんが「極早生だだちゃ豆」を親として育種し、2013年3月に「赤澤1号」として品種登録された。7月中旬に食べられる枝豆としては、甘み、うまみが強いのが特長。13年から本格栽培されている。
契約栽培している「ふるさと本舗直売グループ」(5人)は今年、昨年より20アールほど多い約1ヘクタールで作付け。このうち半分以上を栽培する石塚寛一代表(47)=同市寺田=は、7日に試し採りし、例年並みの9日の出荷開始に備えた。
つるおかぼんちゃ豆の出荷を前に試し採りする石塚さん=7日、鶴岡市寺田
石塚さんは「6月初めの荒天で葉が傷んだりしたが、天候が良く生育は順調。甘みとうまみが凝縮されている。この時期の枝豆としては味が良いとして、昨年からは大手通販ギフトでも取り扱ってもらい、全国的に知名度も上がってきた」と話した。収穫のピークは15日ごろで、20日ごろまで続く。
ふるさと本舗では1袋360グラム入り850円(税込み)で、9日から1週間ほど販売する。営業開始は午前9時。問い合わせは同本舗=電0235(25)5111=へ。
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