底地ビーチのスタッフが合同で救急・救難のシミュレーションを行った＝5日、底地ビーチ

　底地ビーチの安全管理などを請け負う㈱バリュークリエーション（嘉数博仁代表）は5日、救急・救難シミュレーションを同ビーチで行った。スタッフ10人ほどが参加し、実地で海の安全管理について学んだ。

　ビーチの安全管理を行うスタッフは、それぞれで安全講習を受講しているが、実際に底地ビーチで事故などが起こった際にチームで協力して救助できるように毎年スタッフ間でのシミュレーションも実施している。

　この日は、▽熱中症になった▽危険生物に刺された▽溺れた人がいる―などの設定で、救助班と観光客役の二つのチームに分かれ計10回ほどシミュレーションを繰り返し、ライフセーバーの講師資格も持つスタッフの小島豊さんのアドバイスを基に修正を繰り返した。

　初めて同ビーチのシミュレーションに参加した西野朋那さんは「座学と現場では全然違い、実際のシミュレーションで初めて気づくことも多かった。今から夏休みのシーズンなので、もっと監視を強化して、安全を守れるようにしたい」と語った。