全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

北羽新報社

八峰町特産の生薬と名水使用 「白神癒楽里麦酒」商品化

八峰町のハタハタ館が提供している「白神癒楽里麦酒」

 八峰町八森の八森いさりび温泉・ハタハタ館は、町内で生産しているカミツレと道の駅・はちもりに湧く「お殿水」で造ったクラフトビール「白神癒楽里(ゆらり)麦酒」を販売している。上品な味わいが特徴で、「華やかなカモミールの香りとコクを楽しんでほしい」とPRしている。
 同町は、稲作に依存しない農業の推進や休耕農地の解消を目的に生薬栽培に着目。平成24年に漢方薬メーカーなどでつくる東京生薬協会と「生薬の栽培の促進に関する連携協定」を結び、27年度から農家のほ場でカミツレやキキョウを栽培している。
 ハタハタ館は地元産の生薬を使った特産品の開発を通し、「生薬の里・八峰町」の認知度を高めるとともに土産品の品ぞろえを強化したいと、一昨年からカミツレやキキョウの根を使った商品を開発。元年はカミツレを使ったハーブティー「白神癒楽里茶」、昨年はキキョウの根を使用したあめ「桔梗の根のあめっこ」を販売した。
 クラフトビールは、県総合食品研究センター(秋田市)にある県醸造試験場で8月にカミツレの乾燥花の配合量を1、3、5、8、10㌘それぞれで試し、ハタハタ館の担当者は「8㌘がカミツレの風味を程よく感じ、女性も飲みやすいだろう」と8㌘の配合を決めた。
 羽後麦酒(羽後町)で10月に製造を始め、今月9日に完成。ハタハタ館の宿泊者の夕食時や宴会時に提供しているほか、売店でも販売している。内容量は330㍉㍑でアルコール分は4・5%。価格は1本880円(税込み)。
 担当者は「今後は他の生薬や地元産のコメなどを使ったビールも開発し、セット販売もしてみたい」としている。

関連記事

長野日報社

個性や思いを焙煎で表現 中米産コーヒー専門店オープン 長野県伊那市富県

長野県伊那市富県上新山に中米産コーヒーの専門店「ヤマワラウコーヒーロースター」がオープンした。入江信文さん(38)、春菜さん(32)夫妻が空き家を購入し、焙煎室を併設した小さなカフェに改修。コ...

長野日報社

雪中熟成の純米大吟醸酒「滲」掘り出し 中ア千畳敷 長野県

 「中央アルプス駒ケ岳ロープウェイ」を運行する中央アルプス観光(長野県駒ケ根市)は19日、中ア千畳敷(標高2612メートル)の雪の中で3カ月ほど熟成させた純米大吟醸酒「滲(しん)Shin」の掘り出し...

清見100%のロゼ 今年も 淡いピンクに磨き めむろワイナリー

 芽室町内のワイン醸造所「めむろワイナリー」(町中美生、尾藤光一代表)の、2023年ビンテージ「たのしむ 清見ロゼ」(1本750ミリリットル、4950円)が完成した。5月1日から販売を開始する。 ...

豚丼「100年フード」へ メニュー刷新やPR強化 プロジェクト始動 帯広..

 帯広物産協会(小倉豊会長)は4月から、十勝のソウルフードとして知られる「豚丼」のPR強化、メニューのリニューアルなどを行う「100年豚丼プロジェクト」に取り組んでいる。豚丼が昨年度、文化庁の「1...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク