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手前から商品取って 食品ロス削減目指し、市とセブン 特製ポップで呼び掛け

棚の商品は手前から取って―。食品ロス削減のため「てまえどり」を呼び掛けようと、コンビニ大手のセブン―イレブン・ジャパンが苫小牧市と連携し、特製ポップ(啓発用札)の掲示を市内2店舗で始めた。市のPRキャラクター環境戦隊「053(ゼロごみ)ファイブ」が「すぐに食べるなら…手前から取ってね♪」とお願いするデザインで、市職員が手作りした。同社は削減効果を検証し、掲示店舗を増やしたい考えで、市も市民や他企業への関心の広がりに期待を寄せている。

053ファイブが「てまえどり」を呼び掛ける特製ポップ=2日、セブン―イレブン苫小牧木場町店

 「てまえどり」は食品ロス削減の一環で、環境省が消費者庁や農林水産省、業界団体と連携し、今月1日からPRキャンペーンをスタート。商品棚手前の販売期限が迫った商品を積極的に購入してもらい、販売期限が過ぎて廃棄される商品を減らすのが目的だ。

 セブン―イレブンは食品ロス問題に取り組む中、地域活性化包括連携協定を結ぶ苫小牧市に相談。市も053大作戦と銘打ち、環境運動を推進してきた経緯があり、職員が053ファイブをあしらったポップ(縦5・5センチ×横14センチ)を5種類作成し、計70枚を提供した。同社は1日から、直営店の苫小牧木場町店と苫小牧大町1丁目店で試験的に掲示している。

 同社によると、行政と連携した「てまえどり」キャンペーンは道内では苫小牧が初めて。まず1カ月間の食品ロスの削減効果を検証した上で、市内全33店舗に加え、道内各地にも広げることを想定している。

 両店では、おにぎりと弁当、サラダの各棚に掲示。2日は053ファイブ2人が市職員と一緒に木場町店を視察に訪れた。ゼロごみ推進課の押本尚也主査は「声を掛けていただいたことに感謝している。他のコンビニでも興味がある店があれば協力していきたい」と力を込めた。

 同社総合渉外部の松坂隆広北海道ZOマネジャーは「食品ロス対策は常に取り組んでいかなければならない問題。市の協力で身近な問題として捉える人が増えてくれるのでは、と期待している」と話していた。

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