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長野日報社

悲しみ癒やす”まちの保健室” 村雲さんら富士見駅前に開設

懐かしのおもちゃやフィギュアも置かれる富士見駅前商店街の交流スペースで「まちかど保健室」を始めた村雲真弓さん。「気軽に立ち寄ってください」と呼び掛ける

 上智大学グリーフケア研究所認定の臨床傾聴士で看護師の村雲真弓さん(52)=富士見町=らが、JR富士見駅前商店街内の交流スペース「あんきらこん」で、「問わず語りのまちかど暮らしの保健室」を始めた。大切な人を亡くした喪失感や心の痛み、病気の不安などを抱える地域の人たちの悩みや思いを受け止める「心の荷物の置き所」となり、悲しみを癒やすボランティア活動。6月からは毎週木曜日に開設する。

 国内ではJR福知山線脱線事故を機に広がり、東日本大震災で改めて重要性が認識された「悲しみのケア」。病棟勤務の看護師として患者の最期にも立ち会う中で、患者遺族の心や悲しみに寄り添う大切さを感じてきたという村雲さん。4月から施設勤務となり、仕事とまちかど保健室の両立を決心した。

 心理カウンセラーの小倉裕子さん=同町=と2人で活動する。「病院に行くまでではないけれど」という人の心のよりどころ、閉じこもりがちな人が社会とつながる「一筋の糸」にもなれたらと願う2人。村雲さんは「ペットを亡くして深い悲しみを持ち続ける人もいる。グリーフは人生のあらゆる悲しみ」とし、助けてあげようという気持ちではなく、同じ目線に立って共感することで、自己肯定感や立ち直りの「きっかけを作れたら」という。

 手仕事品のほか、ウルトラマンや仮面ライダーなどのフィギュア、懐かしのおもちゃなどが置かれる「あんきらこん」。村雲さんは「だだっ広い会議室や個室では互いに緊張する。遊び心にあふれたこの空間が、私たちの活動にぴったりなんです。気軽に訪れてください」と利用を呼び掛けている。

 予約不要。27日は休みで6月3日以降、毎週木曜日の午後1時30分~5時に開設する。

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