コロナを吹き飛ばせ ゆらてぃく市場「ゴーヤーの日」で特売
「ゴーヤーの日」にちなみ、1本58円で石垣島産ゴーヤが販売された=8日午前、JAファーマーズマーケットやえやまゆらてぃく市場
5月8日の「ゴーヤーの日」に合わせ8日午前、JAファーマーズマーケットやえやまゆらてぃく市場(赤池進店長)は同店舗で島産ゴーヤを1本58円で販売し、旬の夏野菜をPRした。JAの八重山地区ゴーヤー生産部会(大泊良克会長)は、2021年度の県外出荷目標として過去最多の60㌧に定めた。
同イベントは例年、八重山農林高校生によるゴーヤ苗配布、八重山調理師会の料理試食会を実施してきたがコロナ禍のため中止し、特売のみ行った。
特売は午前10時すぎにスタート。300本のゴーヤを1家族5本限定とし、1袋1本ずつ販売。市民や観光客らが次々に購入していった。
生産部会の美里清矩副部会長は「農家が愛情を込め、太陽の光を浴びたゴーヤをたくさん食べて、夏バテもコロナも吹き飛ばして」と買い物客に呼び掛けた。
「ゴーヤをシリシリにして、かつお節としょうゆをかけて食べたい」と笑顔を見せる武田律子さん(47)=登野城=は4本購入し、「夏になって湿度が高くなると体がゴーヤを求める。天ぷらや、ゴーヤチャンプルーにもしたい」と話した。
関係者によると、ことしのゴーヤ栽培は1~2月の寒波が影響して収量減の可能性もあったが、3月に盛り返し、出荷量は例年並みを見込む。20年度の県外出荷目標50㌧に対し、実績は約56㌧と目標を達成。部会の農家数は35人で、栽培面積2.5㌶。農家、面積ともに増加傾向にあるため、21年度の目標を高めに設定している。収穫シーズンは5~7月。
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