全国郷土紙連合

全国11新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

大樹初の「地ビール」 小麦とイモ原料 本格販売へ

 JA大樹町青年部(半谷勇人部長、部員50人)は、大樹産の小麦やジャガイモを原料とした地ビール「大樹のしずく」を完成させた。澄川麦酒醸造所(札幌市)が約300本(1瓶330ミリリットル)を醸造。同青年部が今年度から始めた試験的な取り組みで、来年度以降は大樹初の地ビールとして本格的に販売する考えだ。

大樹産小麦やジャガイモを原料とした地ビール「大樹のしずく」を手にする高松さん

 同青年部副部長で高松農場(町拓進)を営む高松佑樹さん(30)が昨年4月、同醸造所の地ビール醸造家畠山雅之さんと知り合ったことがきっかけ。「コロナ禍で青年部活動ができない中、新たな商品として大樹産原料でビールを」との機運が高まり、同農場で生産した小麦18キロ、ジャガイモ「インカのひとみ」10キロなどを原料とした。同農場ではビール用に初めてホップ作りにも挑戦した。

 これらの原料に町外産の大麦やホップを加えて醸造。高松さんの知人がラベルのイラストを担当し、1月中旬に完成した。

 「ベルジャンホワイト」と呼ばれるベルギースタイルの小麦のビールで、アルコール度数は5%。ホップの香りが広がった後にほんのりとイモの後味が残る。

 製造したビールは青年部員や同JAの役職員らに配った。同醸造所が営む札幌市内の飲食店で飲むことができるほか、同醸造所(011・807・4565)に問い合わせれば購入できる。1瓶800円(税別)。

 同醸造所は豊頃産の小豆や大麦でも地ビールを醸造。畠山さんは「十勝はビールの副原料がたくさんあり、魅力的な地域」と話している。

 高松さんは「おいしいビールができてうれしい。原料の6割ほどが大樹産。次は町花の食用コスモスをフレーバーに加えて、より大樹色を出せたら」と話し、「来年度以降は生産本数を増やす。町内の飲食店や道の駅で販売し、ふるさと納税の返礼品にも使ってほしい」と意気込んでいる。

関連記事

AIと豊橋商業高生が総菜パンの発想対決

 AIが考えたパンと高校生が考えたパン、どちらがよく売れるのか。県立豊橋商業高校の情報処理部の4人が総菜パンの開発を通して、AIの実力を検証する取り組みを進めている。  メンバーは藤澤芽沙さん(1...

北羽新報社

カフェやラーメン店のガイドブック発行 能代山本観光連盟

 能代山本地区観光連盟(会長・佐藤肇治能代観光協会長)は、能代山本4市町のカフェやラーメン店をまとめたガイドブックを発行した。ガイドブックは同連盟を構成する5観光協会の窓口などに置いているほか、...

うずら玉子かけご飯のフォトコン開催 豊橋「カフェ奏」

 豊橋市石巻町の社会福祉法人「童里夢」が運営する生活介護事業所「奏楽(そうら)」は、併設する「カフェ奏(かなで)」の看板メニューの一つ「うずら玉子かけご飯」のフォトコンテストを開いている。 ...

長野日報社

諏訪湖のテナガエビ漁解禁 24・9キロ初出荷 順調な滑り出し 長野県

諏訪湖のテナガエビ漁が解禁され、長野県諏訪市渋崎の諏訪湖漁業協同組合敷地内にある市場に2日朝、24・9キロが初出荷された。昨季に比べて10キロ多く、順調な滑り出し。諏訪地方の川魚店15店舗へ順...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク