取り札に素早く手を伸ばす子ども（本山小で）

　山陽小野田市主催のかるた出前教室が２５日、本山小（佐々木智子校長）を皮切りに始まり、６年生２６人が競技かるたのルールを学んで試合を体験した。出前教室は来年１月までに市内９小・中学校で計１２回開かれる予定。 　 　かつてクイーンを２人輩出するなど、かるたが盛んなまちとして知られている市は、その振興に力を入れており、競技の面白さを子どもたちに広めるために実施。かるた永世クイーン（第２１～２８期）の久保久美子さんと、山陽小野田かるた協会員が講師を担当。 　 　和歌の決まりや、競技かるたのルール、札を早く取るこつを教わった後、短時間で決着がつくように取り札（下の句）４枚を並べて対戦。子どもたちは上の句が１、２文字読まれた時点で、取り札はこの札だと確定する「決まり字」をしっかり覚えて真剣に勝負していた。