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歳月の流れに飲まれ 被災地からの漂着物、いまだ 東日本大震災から9年半

岩手県宮古漁業協同組合所有と思われる漁業用コンテナ=11日午後、石垣市崎枝の海岸

 今月に入り、石垣市崎枝と川平の海岸で、東日本大震災被災地からの漂着物が相次いで確認された。岩手県宮古漁協協同組合(JF宮古)所有と思われる漁業用コンテナ、「釜石 魚市場」と表記されたプラスチック製のかご。2011年の震災発生から11日で9年半。発見者は「あれから9年半、歳月の流れを感じる」と話した。

 御神崎に近い崎枝の海岸には漁業用コンテナが打ち上げられていた。長さ1.5㍍、横1.1㍍、高さ70㌢。「平成17年度水産経営活性化対策事業 JF宮古 宮古漁業協同組合 303」と印字されている。サンゴが付着し、一部破損もあった。

 JF宮古の魚市場担当者によると東日本大震災で流された可能性が高い。「303」の数字はコンテナの識別番号を意味するとみている。これまで、JF宮古の漁業備品が米国ハワイ州に漂着した報告はあるが、沖縄県内で確認された事例はないという。

「平成17年度水産経営活性化対策事業 JF宮古 宮古漁業協同組合」と書かれている=11日午後、石垣市崎枝の海岸

 コンテナを発見した野村靖寛さん(47)=崎枝=は「台風9号が過ぎ去った今月初旬に海岸を散歩していたら見つけた。こんなに身近な場所で震災漂流物を目の当たりにするとは。正直驚いている」と一点を見つめていた。

 川平底地ビーチでは海岸清掃時にプラスチック製のかごが確認された。底が割れるなどボロボロの状態だった。発見した市内在住の福本真弓さん(40)は「震災という衝撃的な出来事からもう9年半経過した。時間の早さを感じる」と話した。

「釜石 魚市場」と書かれたプラスチック製のかご=11日午後、川平底地ビーチ

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