西表島で星の観望会 国内初の星空保護区認定 地域住民参加し魅力再発見

東部地区の住民に星空の魅力を伝えた「星をみる会2020 in 西表島」=14日、西表東部地区(望月達平代表提供)
【西表】国内初の星空保護区認定を受けた西表島で星を観察する「星を観る会2020 in 西表島」が6月11日〜20日にかけて同島東部地区で7回開かれ、同地区の住民55人が参加し、島が誇る星の魅力を再発見した。motti(もっち)西表島トレッキングエコツアーの望月達平代表が企画した。
滞在型観光を推進する竹富町にとって星空観察は重要な観光メニューの一つ。望月代表は、貴重な観光資源に理解を深めてもらおうと、地元住民向けの無料観望会を開催した。
観望会は集落から200㍍離れた近場で行われ、夜空に広がる天の川、南十字星、さそり座、夏の大三角形を観察した。望月代表は、観光客が西表の星空の価値、無駄な光を上空に漏らさないための工夫について説明。参加者は光害がもたらす影響について学んだ。
望月代表は「参加した皆さんが島に残る星空の魅力を内外へ発信してもらい、この環境を守るため考えるきっかけになればうれしい」と話した。
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