石垣青少年の家 名蔵アンパルから平和願う カヌー体験・慰霊祭に29人
「慰霊の日」の23日午前、沖縄県立石垣青少年の家主催の「カヌー体験&船上の慰霊祭」がラムサール条約登録湿地の名蔵アンパル周辺で行われた。参加者29人がカヌー上から花びらを流し、恒久平和を願った。慰霊祭は前年に続き2年目。
この日、参加者は午前9時30分にカヌー14艇で名蔵大橋を出発。東に約1㌔の距離にある神田橋で慰霊祭を行い、プルメリアなどの花びらを流した。このほか、オヒルギやメヒルギなど名蔵アンパルのマングローブ林を散策した。
参加した内藤世梛(せな)君(吉原小4年、9)は「マングローブは思ったより木の背が高かった」と感想を述べ、「カヌーの上から沖縄戦で亡くなった人のために花をまいた」と話した。
母・はるかさん(43)=吉原=は「慰霊の日と絡めたカヌー体験なので、いい機会だった。二度と悲惨なことが起こらないような世界になるといいと思う」と述べた。
宇保安博所長は「6月は平和月間なので、児童生徒には戦争の悲惨さと平和の尊さを学んでほしい。次年度も慰霊祭を企画したい」と話した。
関連記事
市営林道バス「南アルプス クイーンライン」 今季の運行開始 長野県伊那市
南アルプスに登山シーズンの到来を告げる長野県伊那市の市営林道バス「南アルプス クイーンライン」が、今季の運行を開始した。同市長谷戸台口と歌宿を結ぶ約16キロを6月14日まで、除雪後には登山口の...
芽室に新たな観光コンテンツを 食や農業のモニターツアー実施
芽室町の新たな観光コンテンツの構築を目指したモニターツアーが24日、芽室町坂の上の「とかち芽室の百笑farm(ファーム)」で開かれた。町内で農業、飲食、観光業に携わる有志らを中心に企画。知り合い...
酒田港 基地港湾に指定
遊佐町沖、酒田市沖で進む洋上風力発電の事業化に向けて国土交通省は26日、酒田市の酒田港を港湾法に基づく「海洋再生可能エネルギー発電等拠点港湾(基地港湾)」に指定し、酒田港港湾管理者の吉村美栄子県知...
地元の歴史や名所歌う「今昔かるた」 埴生小・中の図書館ボランティアが制作..
「埴生祇園 1100年の古(いにしえ)より」。山陽小野田市埴生地区の歴史や文化、名所を歌った「埴生今昔かるた」が、埴生小・中(東原秀一校長、265人)の玄関奥の大階段に飾られ、児童や生徒たち...