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スマイルJ、冬季五輪3大会連続出場決定 氷都・苫小牧に喜び広がる-アイスホッケー

苫小牧開催の韓国・平昌五輪予選で出場権を獲得したスマイルジャパン。北京大会では悲願のメダル獲得が期待される=2017年2月12日、白鳥王子アイスアリーナ

 国際アイスホッケー連盟(IIHF)の最新世界ランキングが24日、発表され、日本女子は6位となって2022年北京冬季五輪行き切符を獲得した。苫小牧在住や出身者が多数加わるスマイルジャパンとして14年ロシア・ソチ、18年韓国・平昌に続く3大会連続出場。吉報がもたらされ、当地の関係者から喜ぶ声が上がっている。

 ソチ、平昌ではスマイルジャパンのDFとして活躍し、現在は日本アイスホッケー連盟事務局員を勤める当地在住の堀珠花さん(28)は「本当にうれしく思う。連絡をとった代表選手たちは本当にほっとしていた」と、ハッピーニュースを取り継いだ昨夜にかけての出来事を振り返った。

 1998年長野大会の開催国枠で始まった女子代表の五輪挑戦の歴史。スマイルジャパンはここまでの2大会で14年8チーム中最下位、18年同6位と着実に進化した。OGは「攻撃力が課題となってくると思うので、しっかり準備して強豪国に立ち向かってもらいたい。今の状況の中でモチベーションを保つのが大変だと思うけれど、メダルを目指して頑張ってほしい」とエールを送った。

 苫小牧市スポーツ協会の本間貞樹専務理事(66)は「さまざまな大会の中止が決まっている中で、明るいニュースを届けてくれた」と大喜び。往年の男子代表・五輪選手で王子製紙アイスホッケー部監督を務めた目で「14年のソチ五輪や18年の平昌五輪を経験している選手も多く、若手も出てきてバランスのとれたチームになっていて、メダルを狙える位置にいると思う」と語る。「2年後の北京五輪に向け、練習を積み重ねチームのベースアップにつなげてほしい」と期待を込めた。

 2月の代表合宿(苫小牧)にも加わった選手でFW大澤ちほ(28)=Lulea・スウェーデン=、米山知奈(28)=道路建設ペリグリン=、DF鈴木世奈(28)=SEIBUプリンセスラビッツ=の同期3人とFW高涼風(23)=道路建設ペリグリン=の苫小牧東高校時代の恩師で、同校アイスホッケー部前監督の田中正靖さん(63)は「新型コロナウイルスで世の中が暗くなっている中、それを払拭(ふっしょく)させてくれるようないい知らせだ」と喜ぶ。ただ、厳しい社会情勢下、各自で地道な練習をしなければいけないもどかしい日々が続くことも察していて、「独りで自分自身を追い込むのはすごく難しいことだが、彼女たちならできる。五輪に向けて頑張ってほしい」と期待した。

 女子審判の道を進んで今年1月に国際アイスホッケー連盟ラインズマンのライセンスを取得した苫小牧在住の奥田久美子さん(25)は「本当に明るい話題を提供してくれた。北京で応援したい」。知己が多い代表たちに賛辞を贈った。

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