池から引き上げた実を広げるスタッフ
新得物産(合田一昭社長)で「寒晒(かんざら)しそば」の仕込み作業がピークを迎えて入る。25日から直営店「新得そばの館」の限定メニューとして登場する。
寒晒しは、江戸時代に将軍家に献上するために考案された保存法。殻が付いたままのソバの実を冷水に浸すことで、あくが抜けて甘みが増し、喉越しが良いそばになるという。
同社20年目の取り組み。23日にはスタッフ2人が氷点下5度を下回る寒さの中、「そばの里公園」(新得町基線102)内の湧き水の貯水池に3日間浸したソバ6袋(計30キロ)を引き上げ、かじかむ手に耐えながら寒風にさらした。3月下旬までに300キロ(1700食分)を作る。
1日20食限定で3月末まで提供する。同店の鈴木利光支配人は「そばの味がストレートに伝わる厳冬ならではの味を楽しんで」とPRする。
問い合わせは同店(0156・64・5888)へ。
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