
池から引き上げた実を広げるスタッフ
新得物産(合田一昭社長)で「寒晒(かんざら)しそば」の仕込み作業がピークを迎えて入る。25日から直営店「新得そばの館」の限定メニューとして登場する。
寒晒しは、江戸時代に将軍家に献上するために考案された保存法。殻が付いたままのソバの実を冷水に浸すことで、あくが抜けて甘みが増し、喉越しが良いそばになるという。
同社20年目の取り組み。23日にはスタッフ2人が氷点下5度を下回る寒さの中、「そばの里公園」(新得町基線102)内の湧き水の貯水池に3日間浸したソバ6袋(計30キロ)を引き上げ、かじかむ手に耐えながら寒風にさらした。3月下旬までに300キロ(1700食分)を作る。
1日20食限定で3月末まで提供する。同店の鈴木利光支配人は「そばの味がストレートに伝わる厳冬ならではの味を楽しんで」とPRする。
問い合わせは同店(0156・64・5888)へ。
関連記事
豊西牛がセブン弁当に 通年商品で初採用 帯広・トヨニシファーム
肉牛の生産・加工販売のトヨニシファーム(帯広市)のブランド牛「豊西牛」が、コンビニ大手セブン-イレブン・ジャパン(東京都)の定番商品に採用された。「熟成だれの豊西牛カルビ弁当」として、10月下旬...
JR愛知御津駅に「ザ・ロイヤルエクスプレス」停車 ホームは臨時の物産展に
豊川市のJR愛知御津駅で9日、県内を運行する臨時観光列車「ザ・ロイヤルエクスプレス」の停車に合わせ、豊橋市などJR沿線5市の関係者らが特産品のPRコーナーを設けた。乗客らは地場食材を試食したり、...
JA蒲郡市が「サンベリー蒲郡」グミを開発
JA蒲郡市は、地元ブランド「サンベリー蒲郡」として知られるイチゴの「章姫」と「ゆめのか」のピューレを使ったグミを開発した。JA直売所「グリーンセンター蒲郡」(宮成町)と「Aコープかたはら」(形原...
広尾産トドマツをビールに 協力隊の神部さん「もみの木」に続き
広尾町地域おこし協力隊の神部葵さん(27)が、今年も広尾産トドマツの枝葉を活用したクラフトビールを商品化した。広尾をイメージしたクラフトビールの名前は、アイヌ語の「広尾(ピルイ)」とノルウェー語...

