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紀伊民報社

巨大ツリーが進化 廃校後の校庭

廃校舎を幻想的に照らし出しているツリー(印南町皆瀬川で)

 和歌山県印南町の山間部、真妻地域で25年以上続く小学校の巨大クリスマスツリーが今冬、プロ監修の幻想的なイルミネーションに進化した。廃校後も有志で続けてきた「明かり」がイベント関係者の目に留まり、協力を得た。地元関係者は「続けてきた取り組みが飛躍した。本当に感慨深い」と振り返っている。

 この木は、皆瀬川地区の元真妻小学校校庭にある高さ30メートル以上のメタセコイア。26年前、児童の保護者が電飾をしてクリスマスツリーに見立てたのがきっかけ。同校は2009年の学校統合により廃校になったが、毎年有志で継続させた。有志の一人である電設会社経営者が、工事現場で使う電球入りチューブで飾り、地元の冬の風物詩となっている。
 和歌山マリーナシティ(和歌山市)のイルミネーションイベント「フェスタ・ルーチェ」をプロデュースする屋外照明メーカー、タカショーデジテック(海南市)が取り組みを知り、無償で電飾を申し出た。約1万個の発光ダイオード(LED)、色が変化する照明装置を取り付け、夏に点灯式を実施。毎夜点灯した他、盆はツリーを囲んだイベントを開き、出身者らが集まり盛り上がった。
 8月半ばの台風で電飾の線が外れたが、同社の技術者が11月初め、高所作業車を使って復旧させた。クリスマスに向けて毎夜点灯しており、冬の澄んだ空に浮かぶツリーを住民や来訪者が楽しんでいる。
 住民団体「真妻やまびこ塾」の山本育男塾長は、廃校後もツリーの実施を呼び掛けてきた一人。「廃校後はツリーを続ける目的を見失いかけたが、今年見事なツリーに変化したことで、本当にやってきてよかったと感じられる。フェスタ・ルーチェの関係者の皆さんはもちろん、周囲の皆さんのおかげ」と話している。
 点灯期間は、フェスタ・ルーチェの開催期間と同じ来年3月1日まで。真妻やまびこ塾は21日午後5時~8時、ツリーそばでクリスマスイベントを開く。焼き芋や豚汁の出店をし、たき火を囲む。誰でも参加できる。

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