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北羽新報社

三種町の「橋本五郎文庫」が12周年 羽鳥、西尾アナ迎えトークショー

「橋本五郎文庫」の開設12周年イベントで橋本さん(左)と羽鳥さん(中)、西尾さんがトークショー(三種町鯉川のみたね鯉川地区交流センターで)

 三種町鯉川の「橋本五郎文庫」の開設12周年記念イベントが29日に行われ、浜鯉川集落出身の橋本五郎さん(76)=読売新聞特別編集委員=が親交のあるフリーアナウンサー、羽鳥慎一さん(52)と西尾由佳理さん(45)とトークショーを繰り広げた。橋本さんは文庫について、「この図書館は地元の人が手探りで手作りしたもの。自分の人生で誇れるものが文庫だ」と述べた。

 12周年記念イベントには町内外から約540人が来場。長信田太鼓がオープニングを飾った後、3人がフリートークを展開した。
 3人は過去に朝の情報番組で共演。西尾さんは「放送の後にテレビ局の社食で五郎さん、羽鳥さんと一緒に食べるご飯は楽しく、勉強の時間でもあった」と振り返った。育児に励んでいる西尾さんは「子育ての中で親である覚悟がついた」と母親としての一面も見せた。
 羽鳥さんはこれまでも文庫の周年イベントに招かれており、「五郎さんは『ちょっと秋田に来なよ』と軽い感じで誘うが、会場に来たら500人以上の人がいる。五郎さんの誘い方とイベントの規模が合っていない」と言って来場者を笑わせた。また、「三種町のおかげでジュンサイが好きになった。東京でも三種町のジュンサイを探している」と旬を迎える特産品も話題にした。
 テレビ各局の情報番組で目立つお笑い芸人の出演について、橋本さんは「番組では(取り上げるニュースに関して識者による)専門的なコメントが必要だが、芸人さんは対応がうまく、インパクトもある。勝負をかけていると実感する」と感心した様子で語った。
 今後の歩み方について思いを語る中で、橋本さんは「がんになって人生観が変わった。自分がいま何歳だから何ができるのかと逆算するのではなく、いま、今日、明日を大事にしながら大切に生きようとしている」と話してトークショーを締めくくった。
 橋本五郎文庫は、旧鯉川小を利活用し平成23年4月29日に開設した、みたね鯉川地区交流センター内にあり、橋本さんが寄贈した書籍を貸し出している。会議室や体育館は開放し、地域団体が利用している。開館は週3日(水、土、日曜日)。
 開設から10周年の節目だった令和3年は新型コロナウイルス感染症の拡大で記念の催しを見送っており、周年イベントは4年ぶりとなった。運営委員会の近藤實会長は「新型コロナは完全に収束していないが、周年を祝うことができ、うれしく思う。地域の文化の拠点を守っていきたい」と話した。

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