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紀伊民報社

【10連休特集】令和初日、古道歩く 幻の奥辺路

山道を歩く参加者(1日、田辺市龍神村龍神で)

 和歌山県田辺市龍神村龍神の護摩壇山と周辺の山で1日、「幻の熊野古道奥辺路ウオーキングツアー」があり、県内外から45人が参加した。
 龍神村を魅力的で活力あふれる地域にしようと取り組みを始めた「龍の里づくり委員会」による事業の第1弾。同委員会の若手でつくる企画部会イベント企画班のメンバーが、文献を当たり地元住民に聞き取り調査をしてルートを調べ、道を整備して準備を進めてきた。
 高野山から龍神村を通り熊野本宮大社へ至る山岳信仰の道を「幻の熊野古道・奥辺路」と名付け、令和元年の初日に合わせてツアーを実施した。
 参加者は和歌山市駅からバスに乗り、高野龍神スカイラインを通って龍神村龍神の道の駅「ごまさんスカイタワー」で下車してウオークを開始。途中の護摩壇山森林公園管理事務所で昼食を取った。
 その後、弘法大師が着ていた衣を掛けたとされる岩などを経て殿垣内まで歩いた。バスで移動して皆瀬神社にも立ち寄り、龍神温泉に入浴して帰途に就いて和歌山市駅で解散した。参加者全員に、龍神観光協会が作った「祝令和」の文字と温泉マークが入った手拭いを記念品として配った。
 歩いた距離は約13キロ。和歌山市の大堀恵子さん(72)は「奥辺路の古道を歩く機会はなかなかないと思い参加した。和歌山市駅発着なのでよかった。次は1泊のツアーを開いてほしい。ゆっくりして龍神のごちそうを食べたい」、和歌山市の川口守男さん(68)は「雨だったが奥辺路の古道はよかった、また参加したい。これから龍神温泉に入るのが楽しみ」と話した。
 イベント企画班のリーダー中川政寿さん(37)は「雲の隙間から山並みが見え、雲が龍の形をしていて幻想的な雰囲気だった。また歩きに来たいという声があり、奥辺路の道普請や紅葉のツアーをしたい」と話した。

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