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「むかわ竜」使用中止を竹中町長に要請書 化石発見地・穂別地区で名称変更の署名活動も

「むかわ竜」の公開準備に当たる関係者=昨年6月、むかわ町旧仁和小

 むかわ町穂別地区で発掘され、日本の恐竜研究史上で最大級の発見とされるハドロサウルス科恐竜の全身骨格化石の通称「むかわ竜」について、道内外各地の旧穂別町出身者でつくる「町外から化石の里ほべつを応援する穂別出身者の会」(田中弓夫会長)が、むかわ町の竹中喜之町長に対し通称名の使用中止などを求める要請書を13日付で送付したことが分かった。同会は5月にも名称決定経過の説明を求める公開質問状と、名称再考を求める3029人分の署名を提出しているが、8月から改めて署名活動を行って町側に強く働き掛ける構えだ。

 同会は札幌市や苫小牧市、江別市、首都圏などに住む旧穂別町出身者や協力者ら約200人で構成し、江別に事務局を置いている。田中会長によると、5月28日に町側に出した公開質問状に対する町側の回答がこれまでに無く、「町が発展していくためには(穂別地区の)過去の経緯などを深く理解し、尊重することが大事。だが、今の町からはその気持ちが感じられない」と話す。穂別地区で発掘された経緯も踏まえた名称の変更を望み、公開の場で協議するよう再度要請することを決めたという。

 また、8月から年末にかけて再び署名活動を行い、新しい名称について再協議するよう同町に働き掛けていくとしている。

 同町が付けた「むかわ竜」の通称名をめぐっては、穂別地区の一部住民からも不満の声が上がっている。住民でつくる「通称名をむかわ穂別竜に変える会」(高橋金正代表)は、「むかわ穂別竜」への名称変更を求めて穂別地区内で署名活動を始める予定で、9月に町へ提出する考えだ。

 通称名の取り扱いについて竹中町長は「化石発見者の意向も踏まえ、むかわ竜という名称は今後も継続していきたい。質問状への回答も含めた町としての在り方や考え方は、18日の町議会恐竜ワールド構想調査特別委員会の意見なども踏まえ、しかるべき時期に示していきたい」としている。

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