全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

長野日報社

「長期的には環境改善」 諏訪湖の水質、昨年度長野県調査

水質改善に向けて今年度もさまざまな取り組みが行われる諏訪湖

 長野県は、2023年度に諏訪湖で実施した水質調査の結果(速報値)を発表した。水の汚れを示す代表的指標4項目のうち、全リンの年平均値は湖の総合計画「諏訪湖創生ビジョン」で掲げる目標と環境基準を6年連続で達成。前年度比では全項目で数値がやや悪化または同等になったものの、県諏訪地域振興局環境課は「水質が悪化した印象はない。気候によって多少変動するが、長期的には環境改善が進んでいる」と説明した。

 調査は湖中心部(湖心)と諏訪市の初島西、岡谷市の塚間川沖の定点3カ所で、昨年4月から今年3月まで毎月1回実施。3地点で最も悪い場所の数値を公表した。目標値は26年度までの達成を目指している。

 透明度以外の3項目は値が低いほど良好。国の環境基準と比較して水質の程度を判断するときに用いるCOD(化学的酸素要求量)75%値は、湖水1リットル当たり4.9ミリグラムで前年度と同じだった。全窒素は同0.66ミリグラム、全リンは同0.047ミリグラム、透明度は1.0メートルで、いずれも前年度より悪化。全リン以外の3項目は目標達成に至らなかった。晴天が続き、富栄養化によってアオコが多く発生したことが数値悪化の要因とみられる。

 県では今年度も刈り取り船による水草ヒシの除去など、諏訪湖創生ビジョンに基づく官民協働の取り組みを実施する計画。同課は「4月には県諏訪湖環境研究センターが開所した。水質に関するより詳細な調査研究と分析を進めていきたい」としている。

関連記事

まちなか小劇場 息遣い間近に 「平原通り」こけら落とし満席 帯広

 帯広市中心部の商業ビル地下に誕生した民間の小劇場「平原通り小劇場」(西2南9)が15日、オープンした。こけら落とし公演には演劇ファンや関係者などが訪れ、昼・夜の部ともに全席完売と、好調な滑り...

数十年に一度開花 奄美大島でリュウゼツラン

 数十年に一度だけ咲くというリュウゼツランの花がこのほど、鹿児島県奄美大島の龍郷町にあるホテルカレッタで開花した。4メートル超の高さまで伸びた茎先に黄色い花を付けている。  場所はエントランス...

長野日報社

長野県中川村発「南信州レモン」 ブランド化図る取り組み開始

 マイヤーレモン栽培の県内先駆者で長野県中川村片桐南田島の矢澤義幸さん(56)が、住民有志と協力し、同村発で周辺の産地化を進め「南信州レモン」としてブランド化を図る取り組みを始めた。商標登録し統...

高校野球愛知大会 組み合わせ決まる

 28日に開幕する「第106回全国高校野球選手権愛知大会」(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が15日、刈谷市総合文化センターであり、181校、173チームの組み合わせが決まった。開会...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク