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長野日報社

長野県中川村発「南信州レモン」 ブランド化図る取り組み開始

南箕輪村大芝高原のプリンをはじめ、菓子などにも使われるマイヤーレモンと生産者の矢澤義幸さん(左)

 マイヤーレモン栽培の県内先駆者で長野県中川村片桐南田島の矢澤義幸さん(56)が、住民有志と協力し、同村発で周辺の産地化を進め「南信州レモン」としてブランド化を図る取り組みを始めた。商標登録し統一的なロゴデザインなどでPRする考えで、生産者の育成を図り、新たな商品開発も進める。有志グループ「船山の里の仲間たち」は事業の皮切りとして、21日午後2時から同村の中川文化センターで、関心がある人らを集めて勉強会を開く。

■先駆者矢澤さん 住民有志と協力

 もともとリンゴ農家だった矢澤さんが、レモンとオレンジの交配種であるマイヤーレモンの栽培を始めたのが2003年。現在はハウス6棟計20アールで生産し、直接販売や直売所などへの出荷のほか飲食店や製菓店、ホテルなどで重宝され、南箕輪村大芝高原の道の駅などと地元を活性化するコラボレーション商品も開発している。

 この先導的な取り組みに対して伊那谷各地で栽培の広がりも見せており、矢澤さんは3月に「南信州レモン」の商標登録を申請。4月には賛同する同村南田島や渡場の有志6人で「船山の里の仲間たち」を結成し、ブランド化を推進する体制を整えた。

■農家や賛同者ら 21日に勉強会

 栽培を検討する農家やブランド化に賛同する生産者も参加する勉強会では、加工業者らを招いて矢澤さんらのレモンを使用した菓子などの展示、試食を行い、午後3時から県野菜花き農業試験場前場長の飯島和久さんが講演。矢澤さんらが栽培の経緯や現況などを語り、県菓子協会の平野信一さんが商品化の状況について説明する。農場視察もある。

 長年レモンによる地域活性化の構想を温めてきた船山の里の仲間たちの松村利宏代表(69)は「ハウス栽培農家などに関心を寄せてもらい、生産体制の増強が図れれば、さらなる商品開発や生果販売にもつながる。市田柿のようなブランドに育てば」と期待する。

■作りやすい環境整え仲間増やす

 矢澤さんも「個人の農家だけでは難しいことがある。地域のブランドとして南信州レモンを多くの人に知ってもらう中で、レモンを作りやすい環境を整えて仲間を増やし、一緒になって盛り上げていきたい」と意気込む。

 勉強会は一般の参加も可能。問い合わせは松村代表(電話080・6936・8674)へ。

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