3月に行われた第111回中国語検定試験（日本中国語検定協会主催）で八重山商工高校商業科観光コース3年の石垣智恵美さんと宮良麻央さんが4級、2年の西表柑南さん、大浜ひめのさん、前泊あみさん、宮城一華さんが準4級にそれぞれ合格した。同校校長室で24日、報告会が行われ、生徒らが合格の喜びを語った。

　同検定は、4級が「平凡な中国語を聞き、話すことができる」、準4級が「学習を進めていくうえでの基礎知識を身につけている」としている。

　4級合格は授業時数の少ない生徒たちにとって難易度が高い試験。石垣さんは「授業内容をしっかり聞いて、分からないところは先生に聞いて理解するように心がけた。無事合格できてうれしい。今後は3級、その上の級目指し、中国語へのモチベーションを高めていきたい」、宮良さんは「前回と前々回に不合格で悔しい思いをしたので猛勉強して、三度目の正直で合格できた。卒業後は中国語の専門学校に進学したいので、もっと上を目指したい」とそれぞれ意気込んだ。

　また、中国語が必修科目の同コースでは1年生全員が3月に準4級を受験。合格した西表さんは「授業をしっかり聞いて、教科書で復習した」、前泊さんは「過去問を解いて、間違えたところは意味を調べて理解できるようにした」、大浜さんは「授業を楽しく受けて、家で復習して過去問を繰り返し解いた」と話し、4級合格に意欲を示した。

　同校で中国語を教えている石垣麗子教諭は「努力して高得点で合格している生徒もいる。みんなよく頑張った。次も合格できるように応援する」と激励した。