恩田スポーツパーク整備事業のうち、先行して整備が進められていた多目的グラウンドが完成した。３月にリニューアルオープンした宇部市野球場「ユーピーアールスタジアム」に続き、２施設目の開場。使用を開始する２２日を前に、２０、２１日にはオープニングイベントが行われ、新たなスポーツ拠点の完成を祝う。

　多目的グラウンドは、恩田スポーツパークの南端に位置。旧サブグラウンドとその隣の駐車場の一部、子ども向け遊具があった通称・三角公園の部分を、高さ１０㍍のフェンスで野球場の形に囲み、人工芝を敷き詰めた。面積は８８００平方㍍で、ＬＥＤ（発光ダイオード）の照明が８基設けられた。

　野球場としては両翼各９０㍍で、ダッグアウトも完備。ピッチャーマウンドとベース部分の黒土は、リニューアル前の同スタジアムの土を再利用した。外野フェンスの高さ４・５㍍の位置には「ホームランライン」があり、ラインより上部に直接打球が当たれば本塁打となる。

　８人制サッカーコートは１面、フットサルコートは３面あり、グラウンドゴルフのコースは８ホールが取れるなど、さまざまな競技で利用可能。管理する市スポーツ協会は、６月までの利用予約を始めており、サッカー、フットサルを中心に、既に多数の予約が入っているという。

　オープニングイベントとして、２０日は午前９時から、ニュースポーツのモルックとグラウンドゴルフの体験会が開かれる。

　２１日は午前１０時～午後１時にラグビー体験会とジュニアラグビーの交流戦があり、１時半からはラグビーとフットサル、３時からはウオーキングフットサルの体験会が行われる。

　参加希望者は１９日までに申し込みが必要。問い合わせは市スポーツ振興課（電話３４－８６２８）へ。