釧路駅西商店街で店舗を改修している、くしろ丹頂市場（幸町１３）は「くしろたんちょう市場ぐるめ館」の名称で４月６日、リニューアルオープンする。中央に５０席のイートインスペースを設け、カフェと炉端の飲食も楽しめるユニークな市場だ。午前８時から午後６時まで営業、定休日は毎週水曜日。釧路市中心部にはない「道の駅」としての役割を目指している。

　リニューアル店舗の営業は従来通り、いちい青果が野菜、果物を販売するほか新たに親会社のふたみ青果（本社・新富士６）が直営のカフェを開店する。コーヒー、ソフトクリームなどのほか、生クリームとフルーツをパンに挟んだフルーツドッグを販売する。同社が特許を取得しているニューフリーズドライ製法の乾燥果物、野菜のアンテナショップを併設し販売する。

　同じ飲食の炉端は、釧路和商市場で長年営業していた塩干の橋本商店が移転し、引き続き魚介類の小売りを行うほか、海鮮丼も提供する。炉端には５席のカウンターも設置する。このほか従来から営業し、ミシュランガイド北海道にも掲載された、うおっちらーめん工房も継続する。

　駐車場は和商市場向かいの駅西商店街駐車場を利用でき、３０分無料となっている。ふたみ青果の松本厚代表取締役会長は「釧路市中心部には道の駅がないので、ぐるめ館がその役目を果たしていきたい」と観光客も含めたにぎわいの拡大に期待している。

リニューアルオープンへ改修が進む、くしろたんちょう市場ぐるめ館