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感性光る絵画や音楽 障害ある芸術家のイベント 苫小牧

障害のあるアーティストによる芸術イベント「アール・ブリュットin苫小牧2024」が9日、苫小牧市文化会館で開かれた。独自の表現方法で自身の世界観を表した絵画作品や、聴く人の心に感動を届ける音楽ステージで約180人の来場者を魅了した。

観客も飛び入り参加し、盛り上がりを見せる音楽ステージ

 市民グループ、苫小牧の文化と福祉を考える会(石橋創代表)の主催。障害のあるアーティストに発表機会を提供するとともに、芸術を通して共生社会の在り方を考える催しとして昨年初めて開催され、今回が2回目となる。

 音楽ステージではメンバー全員に知的障害、視覚障害がある安平町の男性4人組バンド「スマイル4Beat(フォービート)」が「君を忘れない」「想い出がいっぱい」「エール」などを演奏。「ヤングマン(Y.M.C.A.)」では観客も飛び入り参加し、ステージ上で「YMCA」の文字を表現するダンスを楽しんだ。

 市内在住のエレクトーン奏者福井大輝さん(22)はショルダーキーボードや電子オルガンを巧みに操り、「可愛くてごめん」や「マツケンサンバ2」などを披露。熱のこもったパフォーマンスに会場は大盛り上がりだった。浦河町のひがし町パーカッションアンサンブルも観客を巻き込み、打楽器を即興演奏。障害の有無を超え、人と人が心を通い合わせることで得られる喜びを表現した。

 絵画の展覧会では札幌や苫小牧の作家5人の力作50点と、同会が昨年10月に市東開文化交流サロンで行ったワークショップで完成させた大型の絵画を展示。迷路のような不思議な世界を緻密に描いた絵、丸や点で表現した人物画などが並び、来場者を引き付けていた。

 苫小牧緑小2年生の熊谷朱莉さん(8)は「難しい演奏もとても上手にこなし、すごいなと思った」と感激した様子。昨年に続き来場した市内沼ノ端の浅野隆子さん(74)は「音楽を通じて元気をもらえる。自分も頑張ろうという気持ちになった」と話していた。

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