「第96回選抜高校野球大会」の組み合わせ抽選会が８日、大阪市の「毎日新聞大阪本社オーバルホール」であった。10年ぶり２度目の出場の豊川は、大会第２日（19日）第１試合で阿南光（徳島）と対戦する。

　抽選会では、32校の主将が順番にくじを引き、対戦相手を決めた。豊川は、鈴木貫太主将が壇上に上がり、「７」の番号札を引いた。

　鈴木主将は「阿南光はなじみがあまりないが、これから映像を見て対策を練っていきたい。センバツの舞台でも、豊川らしい粘り強い野球で勝ちたい」と語った。

　山本羚王副主将は「投手力があるチームという印象。明治神宮大会の映像を見て、エース吉岡は、高知の辻井と平を合わせたような投手だと感じた。スライダーもきれが良さそうだし、直球も力強い」と警戒した。

　長谷川裕記監督は「どの対戦相手でも、挑戦者の気持ちを忘れないで戦ってほしい。緊張してうまくいかないことを予測に入れて、練習に励んでほしい」と注文した。

　この日の練習では、武市啓志コーチから対戦相手が告げられた。打撃陣には「阿南光の動画を見てイメージをしておくように」と指示があった。

武市コーチから対戦校を告げられた＝豊川高校総合グラウンドで