三種町出身の近藤選手を応援しようと、後援会がオリジナルＴシャツを作製

　「みやこ、頑張れ！」──。三種町下岩川出身でバスケットボール女子Ｗリーグのアイシンウィングスに所属する近藤京選手（20）の後援会「Ｍｉｙａｋｏ，ｓ　ＦＡＮ」（小山内晃会長）は、オリジナルＴシャツを作製した。アイシンは２、３日に大館市でアランマーレ秋田との２連戦が組まれている。近藤選手にとっては地元・秋田で初めての公式戦で、後援会会員はＴシャツを着て観戦し、近藤選手や会場を盛り上げる。

　近藤選手は、下岩川地区の小町集落で生まれ育った。スポーツ少年団の下岩川ゴールデンヒルズ、山本中でバスケに励み、愛知県の安城学園高に進学し、３年時にアーリーエントリー制度でアイシンに入団。昨春は日本代表として３人制バスケのアジアカップにも出場した。
　後援会は「下岩川地区に生まれ、国内外で活躍している京を応援したい」との思いから地区住民が中心となって昨年11月に立ち上げた。会員数（２月末現在）は三種町や能代市、関東に暮らす出身者など１２３人。
　オリジナルＴシャツの作製は後援会発足時から計画していたもので、山本中のスクールカラーである紫色を採用。背面にコートネーム「ＪＩＮ」の由来である「疾風迅雷」、山本中女子バスケ部が掲げる「貫く」の文字をプリントしている。Ｔシャツは後援会に入会した人が購入でき、１枚３千円（税込み）。後援会の入会に当たっては年会費１千円が必要。
　後援会は２、３日に応援ツアーを企画しており、延べ１２２人が申し込んでいる。このうち両日とも約20人が後援会が用意するバスで会場に向かう。試合中は３種類の応援幕を掲げるほか、２日の試合前には岩川水系米90㌔をアイシンに贈ることにしている。
　後援会では、今後も県内や北東北などで試合が行われる場合に応援ツアーを企画したい考えで、事務局担当者は「近藤京選手の活躍を支えたい」としている。
　入会、問い合わせなどは、後援会のＸ（旧Ｔｗｉｔｔｅｒ）、または山本地域スポーツクラブ（☎０１８５・83・２６９３）へ。