羅臼で雪崩 けが人も 1月の観測史上最多降雪67㌢【羅臼】
礼文町公営住宅で発生した雪崩。積雪が窓を割って室内に流れ込んでいる(26日午前8時30分ごろ、羅臼町提供)
【羅臼】発達した低気圧の影響で25日から大雪に見舞われている羅臼町では、26日正午までの24時間降雪量が67㌢と1月の観測史上最多の雪が降り、被害が徐々に明らかになっている。
羅臼漁港に停泊中のイカ釣り漁船(10㌧未満)1隻が、船内に積もった雪の重みで沈没した。船主が駆け付けたが間に合わなかった。羅臼漁協によると、これまでの大雪では5㌧未満の船が積雪で沈みかけたことはあったが、10㌧未満級の船が沈没するのは「記憶にない」としている。
礼文町の公営住宅周辺では、25日午後10時50分ごろ雪崩が発生し、居室の窓ガラスが割れた。室内にいた10歳の男児が足などにけがをし、町内の病院で手当てを受けているが命に別条はないという。町は約30世帯に避難を呼び掛け、正午までに12世帯26人が役場庁舎に避難し、午後から高台の町民体育館に身を寄せた。
このほか、25日昼に栄町で発生した雪崩は、駐車していた無人の車2台を巻き込み、国道334号の車線をふさいだ。けが人はいなかった。釧路開発建設部は湯ノ沢町までの2・7㌔を26日午後3時30分まで通行止めにし、雪崩の再発に備えた。
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