来夏開所へ工事着々、仮囲いを設置、市役所2期棟【宇部】
宇部市役所の旧庁舎跡地で、新庁舎2期棟の新築工事が進められている。昨年9月に着工し、工期は来年3月まで。来夏の利用開始を目指しており、現在は仮囲いを設置して地盤補強工事や柱状改良工事を行っている。
2期棟は鉄骨造りの3階建てで、延べ床面積は3327平方㍍。1階には新庁舎の顔となるメインエントランスや市民活動支援スペース、市民交流スペース、多目的ルームを配置する。
市民活動支援スペースは市民活動団体の情報収集などの場とし、会議室や備品、設備の貸し出しを行う。市民交流スペースには飲食・物販スペースを併設。市民が気軽に立ち寄ってくつろげる他、イベントなどの情報発信コーナーとしても活用する。
2階には可動間仕切りで多用途に対応する会議室と多目的ルーム、執務室を配置。多目的ルームは1、2階ともに防音機能を備え、音楽活動やダンスのスタジオとして活用できる。3階の食堂にはテラス席も設け、誰でも出入りできる。
事業費は約24億円。計画では5月から建物の基礎工事に入り、6月から鉄骨の組み立てを始める。現場見学会の開催も予定している。
新庁舎建設課の紅野覚課長は「市民活動や交流が主な機能となる。1期棟の反省点やユニバーサルデザインに関する意見などを踏まえ、誰もが安心して快適に利用できる施設にしていきたい」と話した。
2期棟のそばには芝生エリアなどがある広場を設け、2026年度までに真締川公園と一体的に整備する。
1958年の完成から64年間にわたって市民の生活や暮らしを支えてきた旧庁舎の解体工事は、昨年11月に完了した。2022年5月に利用を開始した新庁舎1期棟は、鉄筋コンクリート造り一部鉄骨造りの6階建てで、延べ床面積は1万5828平方㍍。1~4階は執務室で、5階には議場などを配置している。
関連記事
清流日本一 美化続け32年 「歴舟川守る会」解散 大樹
大樹町の町民有志で構成する「歴舟川の清流を守る会」(奥田眞行会長)の解散総会が25日、町経済センターで開かれ、「清流日本一」を町内外に発信した32年間の活動にピリオドを打った。奥田会長は「高齢化...
昔ながらのナンコ遊びで真剣勝負! 鹿児島県宇検村の小中学生
鹿児島県宇検村教育委員会主催の「やけうちっ子ナンコ大会」が27日、同村の元気の出る館であった。村内の小中学生26人が参加し、郷土に伝わる昔ながらのナンコ遊びで真剣勝負を繰り広げた。 村教委...
三種町「橋本五郎文庫」で13周年イベント 著名人が多数出演、650人来場
三種町鯉川にある「橋本五郎文庫」の開設13周年記念イベントが27日、文庫が入るみたね鯉川地区交流センターで行われた。浜鯉川集落出身で読売新聞特別編集委員の橋本五郎さん(77)と親交のあるアナウンサー...
「天下御免」どぶろく乾杯 長野県茅野市の御座石神社で祭り
長野県茅野市本町区の御座石神社で27日、市指定文化財の「どぶろく祭り」が行われた。区民ら約500人以上が手料理を持って集まり、醸造当番3人が境内の蔵で1カ月ほどかけ丹精込めて造った「天下御免」...